Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

地方私鉄 1960年代の回想

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8年ほど前にこのブログでも紹介したサイト、katsuさんの「地方私鉄 1960年代の回想」がそのまま書籍になりました。サイトの方もその後ちょくちょくお邪魔しては貴重な写真の数々を拝見しておりましたが、こうして本になったものを手にすると、改めてその生き生きとした風景達が時代を語りかけてくれますね。

今のデジタルの世と違い限りあるフィルムを惜しまず、各地を巡ってこのような写真を撮られた katsuさんには、本当に感謝しかありません。この本、名取紀之さんが代表を務める OFFICE NATORIの発行、鉄ピクでお馴染みの電気車研究会の発売という奇跡のコラボレーションでもあります。

散歩の達人

散達こと散歩の達人を久々に購入。「西北西のワンダーランド」という事で、所沢、飯能、狭山、入間が大特集されてるんで、これはもう買わずにはおられない(笑)。ちょうどいま自サイトでも、狭山茶畑BEST10 をやってるトコだし、いろいろお勉強も兼ねてという事で。すきっ腹の時に読むと、原寸大、焼きだんご図鑑がグッと来ますね。廃線がらみでは、羽村山口軽便鉄道の記事もチョコっと載ってます。

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夢より短い旅の果て

乗換の待ち合わせ時間にたまたま入った駅ナカの書店で発見。この表紙は紛れもなく飯田線という事で期待して購入した一冊だ。

Img_1791.jpg主人公の女子大生が、入会した「鉄道同好会」の Webサイトで公開する記事を書くため、各地の鉄道路線を乗り歩く取材旅をするという今風なストーリー。鉄道ミステリーと言えば西村京太郎氏が有名で昔よく読んだが、これは「鉄道ミステリ」となっている。

だが旅程で出て来るミステリー要素は実はさほど強くなく、むしろ各路線の歴史や車窓紹介などの方が小説の主軸となっている。その話題の濃さから(下山ダッシュなんかも出て来る)、作者もきっと鉄研か何かに所属していた私と同年代位のオッサンだろうと想像しながら読んでいた。

京成押上線物語

Evernote Camera Roll 20160310 224049.jpg今年始めに購入し、少し前に読了してました。タイトルの通り、押上線を中心とした京成沿線の歴史を一般向きに書いたものです。とは言え話題は、本線や金町線、北総線に果ては新京成の柴又未成線にまで及びます。
筆者は四ツ木駅が最寄りのようで特にその近辺に関する記述が多く、地元の歴史研究グループに所属している関係で歴史面にスポットを当てています。
私にとって目新しい事項は少なかったのですが、立石~荒川間の旧線跡地から京成橋梁に使われていた(と思われる)煉瓦が掘り起こされた、というのは初耳でした。
鉄道が専門ではない筆者が、鉄道に詳しくない人にも理解しやすく書いた本であり、京成の都内沿線区に関して理解を進めるには良いと思います。

雑誌購入

1033272.jpg最近は夜寝る前の読書が減って来てあまり本も買わなくなったのだが、たまたま書店に寄ったら目を引く雑誌があったので衝動的に購入。散歩の達人は自分の行く街だったりすると時々買っている。今回の特集は「東京ローカル線散歩」。もう一冊はムックで「京成電鉄の世界」、それぞれ書店内の別コーナーで目についたのであるが、帰ってから良く見てみると両誌ともに交通新聞社の発行だ。