乗換の待ち合わせ時間にたまたま入った駅ナカの書店で発見。この表紙は紛れもなく飯田線という事で期待して購入した一冊だ。
主人公の女子大生が、入会した「鉄道 旅 同好会」の Webサイトで公開する記事を書くため、各地の鉄道路線を乗り歩く取材旅をするという今風なストーリー。鉄道ミステリーと言えば西村京太郎氏が有名で昔よく読んだが、これは「鉄道旅ミステリ」となっている。
だが旅程で出て来るミステリー要素は実はさほど強くなく、むしろ各路線の歴史や車窓紹介などの方が小説の主軸となっている。その話題の濃さから(下山ダッシュなんかも出て来る)、作者もきっと鉄研か何かに所属していた私と同年代位のオッサンだろうと想像しながら読んでいた。
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