Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

鉄道無常

「鉄道無常」- 内田百閒と宮脇俊三を読む -

鉄道文学界ではとてつもなく大きな存在の巨匠お二人、内田百閒と宮脇俊三。鉄道ファンでそちら方面の作品も多いエッセイストである酒井順子氏が書く二人の足跡だから、これは読まないではいられない。それぞれ、人生鉄路のスタート地点とか敗戦の日にどうしていたかとか、同じテーマでの二人の生きざまが比較して書かれている。書籍としては2021年に出ていたようだが、昨年末に文庫化されたのを機に購入した。百閒先生、とかく大昔の人の様に思われがちだが、意外と宮脇氏と同じ時代を50年近く生きている。

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雑誌購入

本買ったの、いつ以来だろう?久しぶりに購入しました「鉄道ピクトリアル」。"【特集】青梅・五日市線 " だから、これはもうね、買うしかないでしょう(笑)

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青梅線、五日市線沿線の専用線・専用鉄道などの記事も多数あり、私鉄時代の昔の車両など初見の写真もたくさん載っていたので良かったです。

殖民軌道

Img_0896.jpg標津旅の記事連載を終えて、そう言えばあのあたりの殖民軌道の本があったっけと、書棚の中から引っ張り出して再読したところ、これが実に面白い。やはり土地勘があるのとないのとでは読後の感想が全然違いますね。

「幻の北海道殖民軌道を訪ねる」田沼建治(交通新聞社新書)

サブタイトル「還暦サラリーマン北の大地でペダルを漕ぐ」という事で、輪行を駆使して何年にも渡り足繫く北海道各地へ通い、山中では熊におびえつつも、里へ出れば地元の人への聞き取りから往時の姿を夢想する、その姿がとても熱いです。もちろん、標津近辺の殖民軌道も網羅されてますので、ご興味があればぜひ!

読書

夏休み頃に購入した「夏への扉」をようやく読了。ハインラインの有名なSF小説で、「タイムトラベルもの」ジャンルを確立させた古典的名作とされている。タイムトラベルというと、バック・トゥ・ザ・フューチャーのようなタイムマシンが出て来て云々という、派手なアクションものを連想してしまう(私も読むまではそう思っていた)が、これは全く違う。

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雑誌購入

何も予定のない夏休み用にと、久し振りに買った雑誌2冊。鉄道ピクトリアルは2011年8月号の地方私鉄特集を買って以来だから10年ぶり、東京人に至っては2009年8月の「踏切、鉄橋、ガード下」を購入したのが最後だから、実に12年ぶりです。まぁ時間もたっぷりあるから、ジックリちびちびと読む事に致しましょうかね。

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