Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

百鬼園先生と私

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百閒先生がらみなら何でも読んでおこう精神で買ってしまうのもいかがなものかとは思うが、これはヒマラヤ山系氏に並び、もう一人の百閒を見守った人物の手記。内山保氏は法政大学で独逸語を専攻した事から内田百閒の自宅で書生として暮らした人で、先生のお使いに走ったり、奥さまとの間の連絡係として動くなどしていた。大学では厳しい講師であった百閒も家では優しい一面があったり、色々と興味深い話が展開して面白い。巻末には百閒の文章が何篇か収められている。

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