Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

シュルレアリスム展

Dscn4696.jpg本日はお休みをいただいたので、開催中のシュルレアリスム展へ行って来た。会場の国立新美術館は初めて訪れたが、東京ミッドタウンのすぐお隣。なかなか奇抜な建物だ。

シャガール展

Dscn3919.jpg上野で開催されているシャガール展へ先日行って来ました。正式には「シャガール-ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」と題して、シャガール及び彼と同時代に活躍したロシアの巨匠たちの作品を一堂に会して紹介するものです。

シャガールは主にフランスで活動した画家ですが、出身はロシアなんですね。夢の世界を垣間見るような色使いと画風が好きで、以前の開催時も出かけて行ったおぼえがあります。今回はポンピドー・センターの所蔵作品から代表作の紹介という事で大変貴重な機会、じっくりと堪能して来ましたョ。

ダリ回顧展

先週、ダリ回顧展に行って来た。平日の昼間というのにすごい人出。テレビであれだけCMやってるから人気なのかも知れないが、ダリってあんまり一般受けしないと思ってたんだけどな。

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ガウディの伝言

既に120年以上も建設が続いているガウディのサグラダ・ファミリア。日本語にすると聖家族贖罪聖堂という事になるが、その建設に参加している一人の日本人彫刻家が存在するという事は、この本を読むまで全く知らなかった。現在、サグラダ・ファミリア教会主任彫刻家の外尾悦郎氏著。(光文社新書)

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彼は石が彫りたくて彫りたくて、単身ヨーロッパへ渡った人だが、たまたま乗った列車でバルセロナに辿り付き、教会の脇に積まれていた石を見て、これを一つ彫らせて欲しいと頼み込む。そこから筆者の30年近い仕事が始まるわけだが、その経緯を含む内面から見たサグラダ・ファミリア、そしてガウディの設計思想の凄さが描かれていてとても興味深い。

一般に写真で良く紹介されているのはこの外尾氏が彫刻を手がけた「生誕の門」で、これだけでも驚愕に値する圧倒的な存在感を持った造形なのだが、実はまだ建物の側面入口にしか過ぎないというのが事実だ。この後、正面入口となるメインファサードや、主塔となるイエスの塔が建設される予定だが、主塔は高さ175mにも達するとの事で、現在の生誕の門100mに対し、さらに75mも高い建築物がその背後に聳え立つ計画なのだ。