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電柱でゴザル

ベタなタイトルで失敬(だって考え付かなかったもんで)。
前エントリで電柱を作り貯めるとは言ってみたものの、実際そんなにたくさん立てる程の広さもないのがこのセクションなのだった(^^;)。という事で現実に目覚めながらも手は動いているが、今回電柱に使うのはKATOジオタウン用のアクセサリー品と、GMのキット製品だ。ジオタウンの物はさすが最近の金型だけあってリアルに出来ている。対するGM電柱キットは背も低く少々古風なタイプに見えるが、裏通りに植えるにはちょうどいいかも知れない。それぞれ後々の破損対策予備として、プラス一本位余分に塗装をしておく。
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GMの方はおまけで付いてるこの電柱用シールが、なかなかリアルで使える。但し厚みを考慮してか蒸着フィルムの素材になっているため、丸い柱に貼り付けてしばらくするとご覧のように腰の強さで浮いて来てしまう。なもんで、後から何らかの対策をしないといけないのが面倒だが、私の場合は隙間に瞬間接着剤を浸み込ませて巻き付けておいた。
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塗色は最初グレーの単色塗りにしたが、KATOの物は表面が滑らか過ぎてツルツルだったので、後から黒のスプラッシュ塗装を加え、コンクリート感を出している。
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電柱以外の立ち物で良く見るのは、消火栓標識だ。赤くて丸い表示板は、街中でひときわ目立っている。これもバス車庫のGMキットにプラ製の物が入っていたのだが、さすがにちょっと太り気味。これは真鍮線で自作出来そうだなと思ったので、思い切って作ってしまった、

作り方は、先端を焼きなました0.5mm真鍮線をドライバに巻き付けて丸める。内側のフックを0.3mm真鍮線を半田付けして組み込み、間はプラ板で丸く埋め、溶きパテを盛って削り平面化しておいた。
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表面に貼るシールは自作したが、丸く抜くのに行なった1K円程の設備投資がロータリー式の穴あけパンチだ。単なるポンチでも良かったが、他にも色々と丸い物を作るのに役立ちそうだったのでこれにした。ペンチのようにグリップを握れば容易に抜けるのも、なかなか具合がよろしい。前回苦労した速度標識も、これで容易に作成出来た。
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支柱の下半分にテープを巻いて太くし、赤く塗ってシールを貼ったら出来上がり。あ、オーバースケールながら、白い補助矢印も付けてみた。これは歩道上の消火栓蓋位置を指し示しており、この標識で一番肝心な部分でもある。地面の消火栓蓋は写真からシールを作り、周囲を黄色のレトララインで囲んである。これで火災対策もバッチリだ。

コメント

お、今回も素晴らしい出来栄えですね。
電柱のコンクリートの質感がよくかもし出されていますね。
あ、消火栓標識は自作してしまいましたか。むちゃくちゃリアルですね~。私はあんなにきれいに半田付けしたりできません・・・。
レイアウトに真鍮線はとても重宝しますが0.数mmになるとふにゃふにゃで今回のような柱などには使えないのですが、どうやって強度を強くしているのでしょうか?
(焼きなませば強度が強くなるのでしょうか?)

南風さん、こんばんは。

これくらいの高さまでなら、0.5mmくらいの真鍮線は結構しっかりしてると思います。
割とばね性があるので、丸く曲げるのはちょっと大変なんですよ。
そのために、先端を焼きなましして柔らかくしてから曲げました。

H.Kumaさま こんばんは!
きょうは『しもてつストア』でマウスを購入して参りました!
(戯言はともかく)消火栓標識はすばらしい!ですね!シャープなR部がなんともいえませんね。是非、壁鉄でもまねさせて頂きます!
消火栓標識の写真で気が付いたのですが、車道と歩道のディテールに差があるようですが、工夫がありましたらお教えくださいませ。デハ。

Jパパさん、こんばんは。
あはは、そうでした、しもてつストアでマウス、売ってましたね。

車道の工法ですが、私の場合はプラ板で作ってます。塗装が割と粗めになるようにすると、アスファルト感が出るようです。あとはタイヤ跡の汚れもエアブラシで表現してます。歩道の方は、黒い耐水ペーパーを貼っただけの簡単工作で済ましてます。

はじめて書き込みさせていただきます。
いつも感心しながら拝見しています。

電柱に限らず、コンクリートの色表現は難しいですよね。
実物を見ても、グレーなのか茶色なのかなんとも言えないんです(^^;;
これを塗料で調合しようとすると、何色を混ぜればいいのやら(笑)

電柱広告のシールの腰の強さには私も苦労してます。
折りグセをつけてだましだまし貼り付けていましたが、
瞬着を流し込む技法をさっそく拝借させていただきます。

消火栓標識も私のレイアウトに建立予定ですが、
私の場合はKATOのジオタウンのパーツ利用です(←横着)

電柱がリアルにと思いましたら、消火栓標識を自作されたのですね !!
画像では大きく見えますが、コンマ以下の工作、ロータリー式穴あけパンチと比較しますと、
そのサイズが…
ん~ ミクロの世界ですねぇ~
なんとも素晴らしいです !!

H.Kumaさん>そうだったんですか。
自分は0.3mmしか持っていないのですが、指で押すだけで簡単に曲がるので0.5mmでも同じなのかな?とお思っていたわけです。
0.2ミリの差だけでずいぶん強度が違うものなんですね。
ご返答ありがとうございました。

毎度感じますが....最後の画像はレタッチですか?(^^;

こんな凄いの見ちゃうから工作が進まないんだよな(^^;

どんぶりさん、はじめまして。
コメントどうもありがとうございます。

実はどんぶりさんのサイト、ブックマークにありまして、昨日もちょっとお邪魔したところです。
色々なテクニックが大変参考になります。
コンクリート、アスファルト、石垣、全部灰色に思えちゃうけど、実際は微妙に異なるので表現が難しいですね。
どんぶりさんの紙によるアスファルトも、一度やってみたいと思いました。
そう言えば私も裏表逆に接着剤塗って、切り抜いた素材をダメにした経験あります(^^;)。


甚六郎さん、コメントありがとうございます。

確かに小さいですね、これは。
特に補助矢印の小ささには、さすがに参りました。
プラ板からうまく切り出しても、ちょっと目を離すと作業板の上で行方不明になっちゃうぐらい。
たまたま作業板が白い色だったもんで、目の前にあっても視線をそらすと見えなくなるんですね。


ぼうずさん、こんばんは。

あ、バレたか。
実は写真で拡大すると糸埃が付いてて見苦しかったので、レタッチで目立たなくしてあります。
って、そういう意味じゃなくて?(^^;)

ちょっと違うかな。道路の質感もさることながら、消火栓のまわりの黄色い線とか、芸も細かいし。

やっぱり模型であるはずないな(^^;

恐縮です(^^;;

実はH.Kumaさんのサイトは以前から拝見していまして、私のレイアウトのコンセプト設計のときも、前作「パイクを作るゾ」を大いに参考にさせていただいていました。

普段は忙しくてなかなか工作の時間が取れないのですが、H.Kumaさんがコンスタントに発表されているのをみて刺激を受けています(笑)そして、ブログ形式の発表もいいなと思い、サイトの内容をブログ形式に移行しているところです。これなら、ちょっとしたネタでもUPすることができますね。

サイトの移行が終わりましたら次は夜景ネタをUPする予定です。ここだけにばらしてしまうと、φ3mmの白色LEDを用いて「水銀灯」を製作しました。ナトリウムランプは麦球、水銀灯は白色LEDと、光源を作り分けています(^^;;

こういう工作過程を順次公開して行くのは、ブログがぴったりですね。
それと、夜景は私が達成出来なかったテーマですので、ぜひ実現されて下さい。
楽しみに拝見したいと思います。

こんばんは!いつもフザケて、スミマセン。
車歩道の工法についてのご教授、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

3枚目の写真がとてもリアルですね。
また、あじフライの定食が食べたくなってきました。電柱の質感が良く出ているように思いました。普段なら気にも留めない電柱や消火栓標識も、特に注意してみるようになってきた今日この頃。
電柱君と消火栓子さんのラブストーリーとかもあったらおもしろいかなと(笑)。

こんにちは!たびたびお邪魔致しております。
実家の物置からGMのカタログを発掘してまいりました。
ぶしつけですが、H.Kumaさんもやっぱり『GMカタログ少年』でした?宣伝するつもりではありませんが、拙ブログにて「GMカタログ」礼賛記事
http://juntetu.blog.hobidas.com/archives/article/18051.html
を書きました。
もしよろしければ御越し下さいませ。

musashimarumaruさん、こんばんは。
私も通勤の経路上で、ついキョロキョロしてしまうんですよ。最近は電柱と消火栓標識ばかり、まじまじと見てました。あと、残念ながらラブストーリーではないですが、裏手の方で電柱君がシグナルを見詰めてるようです。写真は後日。


Jパパ さん、GMカタログ、もちろん持ってますよ。
でも私の場合は世代的に『GMカタログ中年』だったかも。少年の頃は GMなんて影も形も…(^^;)

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