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2007年1月 1日

線路周辺

謹賀新年。年を跨いで続けます。

本題の線路周り整備。バラストは最初の散布時にだいたいの色付けは済んでいるが、モーターのオイル汚れを表現するために、部分的にエナメルの艶消し黒を薄く溶いて筆塗りする。汚れ箇所は、停車した際の台車位置周辺に集中しているようだ。あと、写真で見えているが、ホーム壁面に緊急用のステップを何箇所か設けている。終端のこの駅では列車は限りなくスピードを落として入線して来るので、あくまでも万が一の対策用ではあるが。
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分岐器部分も同様に墨入れしてあるが、こちらは台車でなくて稼動部のオイル差しによる汚れ。ついでにダミーの転轍器をプラ丸棒、角棒を組み合わせて簡略に作り、ポイント横に配置してある。ちなみにこの分岐器の運用は手操作で、しかも遠隔のレバー類も設けてないので直接可動部のつまみを押して手で切り替える。セクション端部に位置するので、それで十分と割り切っている。本セクション内ではこのカーブポイントも含め、全面的にPECO製のファインレールを使っているのだが、カメラでアップに撮ると写り映えがして非常に気に入っている。
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さて魔法のスープ(^^;)だ。線路の一部でバラストと泥が混ざった感じを表現したかったので、これを使う。出来上がった液体を、あらかじめ湿らせておいたバラストの上から筆で塗り込んでゆく。一度では薄いので、生乾きになったら何度か塗り重ねると良い感じになる。本来、バラスト散布と同時に行なうべき作業かも知れないが、その時はとてもそこまで考えが及ばなかったし、もし考えたとしてもバラスト整形に忙しく、余裕がなくてやってられないだろう。こういうのは後で落ち着いた時にジックリ行なうのがよろしい。
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線路終端部には停止位置目標を設置。この駅はホームごとに両数固定なのでマークは一律に「S」だ。材料は1mmの角材で、これを三角断面に削り白く塗装、プリンタ印字のシールを貼れば出来上がり。
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そしてホーム入口にATS地上子を付ければ、線路周りで後に残るは標識類と信号関係、架線柱ぐらいかな。線路上の雑草も少し増やしておいた。電車がフルに入線すると、さすがに駅構内は狭く感じる。

2007年1月 5日

ToDoリスト

だいぶ完成に近づいて来たが、忘れっぽい性格なもんで、思い付いた事を今後やるべき事項としてリストにまとめている。内容は全般的な事から、シーナリィ、ストラクチャ、車両、アクセサリ等多岐に渡っているが、それらをチェックシート形式にし、完了したものから順次マークして見分けられるようにしているのだ。

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ツールは別に特別なものを使っているわけでなく、ただのテキストファイル。で、状況はというと、今日時点でマーク無しの項目は23、分母は51なのでプロジェクトとしての残りタスクは約50%弱だ。但し項目は今後も随時追加される可能性がある。

リストに書き込む順序も実際の作業にかかる順番も特にルールはなく、ランダムかつ気が向いた物からといういいかげんさだが、その中でもわざわざ素材を購入しておいて未着手というのはやはり何かと気にかかるもので、以下の3つあたりは早いとこかたを付けないといかんなと思う。

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それで、とりあえず年末にあたりをつけといたバスだけでも優先的に片付けてしまおうかと思うのだが、寒風吹きすさぶこの時期のベランダでの塗装作業が、腰を重くする大きな要因となっているのはご想像の通りだ。あぁ、塗装ブースが欲しいョー。(外が寒いので次回に続く)

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2007年1月 7日

バス塗り替え

ようやく塗装が済んだので、その顛末などを…。年末にバラシの予行演習はしたが、結局マスキングの関係で上回りは窓ガラス等嵌めたまんまで作業を進めた。また本来は一度塗装を剥離した方がよろしいのだが、不精をしてそのまま上から塗り重ねてしまった。これはそもそも車体購入時からの計画的犯行で、この会社のバス(バスコレ第6弾/南国交通:日野RJ)を選んだ理由もその辺に起因する。
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下が完成写真だが、上半分の銀色は改造前の地色をそのまま活かしている。加えて、塗り分け部に元々赤帯が来ているので、境界が滲んだとしても、失敗をカバー出来るだろうという算段だ。結果はまずまずだったが、裾の青帯が予想外に強くて、塗り重ねでは潰しきれなかった(写真でもよくわかる)。ここは面倒でも、一度銀で覆うべきだったと反省。まぁ、譲渡車で前社時代の名残りが残っているという設定でも良いのだが。奥はパイクの時に登場のいすゞ・キュービックだが、縮尺が微妙に違うそうなので、目立たないように遠近法で並べての記念撮影。
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そして例によってお約束の合成写真。駅横から発着するこの路線は、閑散区のため中型車での運行となる。バスは窓ガラスの反射具合を意識して写真を撮ると、それなりに実物っぽく見えるようだ。構図の関係でパースがだいぶ食い違ってるのはご愛嬌という事で目をつぶって頂きたく…(^^;)

2007年1月10日

未着手の課題

だいぶ前に仕入れておいてまだ着手していない素材が、もう一つここに眠っている。実はこのセクションを作るにあたって一番こだわりたかった箇所でもあるのだが、電鉄の必需品「架線柱」だ。と言っても普通のコンクリート柱タイプならプラ製品でも良いのだが、私鉄風にトラス柱を登場させるとなるとやはり柱の中がソリッドでは見栄えがしない。というわけで、候補にあがったブツはワールド工芸の製品「3線用架線柱Bタイプ」。今はもう流通していないみたいだが、たったの2組みしか入ってなくてこのお値段は、当鉄道にとって大盤振る舞いだった。
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と、ここまでは良かったのだが、問題はこれが半田で組み立てるエッチングキットであるという事だ。何せ半田付けといえば、普段は電子工作の回路結線位しか実績の無い私。まぁ遥か昔の学生の頃には、真鍮線でビューゲルを自作したり、角線でトラス橋を組んだりの経験はあるが、ちゃんとしたキットは初めてなのだ。それで、道具を徐々に揃えながら、ネットから色々とノウハウも仕入れつつ、ここまで組み立て着工を引っ張って来たというわけだ。
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そして機は熟した… かどうかはわからないが(^^;)、そろそろ架線柱を植えねばならない工程に入って来たので、いよいよ組み立てにかかろう。ちょっと改造も必要なので、ここは一つ集中してやらないといけないな。(次回へ続く)

2007年1月13日

私鉄風架線柱

苦労してやってるシーン。このキットは3線分をビームで跨ぐ非常に広幅な架線柱なのだが、それを切り詰めて単線仕様に変更する。合わせて、高圧線送電も兼ねる背の高いやぐらへと改造を施している。これが作りたかったんだ。街並みの屋根の向こうにこんな架線柱が頭を覗かせていると、あぁ、あの下には電車の線路が走っているんだなと、遠くからでも良くわかるものだ。
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半田付けは何せこのキットの場合、糊しろの少ない箇所が非常に多く、最初はイモはんになったりして苦労した。だが、数をこなすにつれ徐々にコツをつかんで来てジュっと流せるようになり、やがてそれが段々と快感に変わって来るのが我ながら面白い。あの匂いも何とも言えないものがあるな、あまり体に良さそうではないが。

当初、2種類入ってるもう一つのタイプの架線柱は使わない予定だったんだが、そのまま寝かしとくのも何となく勿体無いので、結局ホーム付近に立てる事にした。後から追加で組み立てたこちらも、その作業はなかなか難しくて侮りがたし。こっちは改造なしで全長をそのまま使い、片方の柱はホーム裏手にまわす事にした。

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その後に、仕上げの工程として碍子の組み付けがあるのだが、これまた徹底してエッチング板で出来ており、小さな丸い輪っかを二つずつ軸に通して半田付けする構造になっている。細かいし数が多いしで難儀したが、目をショボショボさせつつ何とかこなしてようやく完成。いやー、架線柱わずか 2組みでこの騒ぎじゃ、大きなレイアウトに並べるのなんてとても無理だな(資金的にも ^^;)。

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半田付けが完了したら中性洗剤でよく洗い、乾燥後にメタルプライマーを一度吹きつけ、灰色の塗料で色付け。最後に茶系のエナメルをシンナーで薄く溶き、ワッシュ気味にウェザリングして出来上がり。建て植えは、架線柱の足部分にプラ丸棒を挿入接着し、地面側はプラ板で作った土台もろともピンバイスで同径(+α)の孔を開け、そこへ差し込む。あとで手を引っ掛けて曲げてしまう恐れが多分にあるので、衝撃時には抜ける位のユルさが無難だろう。

出来上がりがこれ。地表に落ちる影も、ビームの間がちゃんと抜けてる所がグッと来る。青空の下の架線柱、うーんいいなぁ。これなら、夕焼けに浮かぶシルエットもさぞかし良い絵になる事だろう。まことに素晴らしい!… 製品だ。

2007年1月14日

水神森の夕日

夕日に向かって撮ってみた。合成でなく実際の日没だ。但し、カメラの「夕日がきれいに撮れる」フィルターがかかってるけど。

目の前の電線がちょっと邪魔(^^;)

2007年1月17日

シグナルとシグナレス

「シグナルとシグナレス」という物語をご存知だろうか。

あの宮沢賢治の書いた童話で、本線のシグナル君と支線のシグナレス嬢(共に腕木式信号機)が、かなわぬ恋に落ちるというストーリーだ。本線は東北本線、支線の方は岩手軽便鉄道(現釜石線)がモチーフになったと言われている。つまり花巻駅構内を舞台にしたお話。詳細についてここでは触れないが、没後70年以上経ってネット上にテキストが散見されるので、未読の方はそちらで読んでみるのも良いだろう(青空文庫では公開準備中)。

で、これが腕木式でなく色灯式タイプのシグナルだったらどうなるのか、しかもそれが一つの柱を共有する双頭タイプだったらどんな物語が展開するのか…。GMの三燈式信号機キットを改造しながら、そんな事を考えてた。

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さてやっと本題…(^^;)

その改造内容だが、まずはパッケージのサンプル写真に見える通り、そのままだと梯子がいかにもプラ製でございって主張してるので、少し細いエッチングパーツか何かに取り替えたいところ。これについては道楽モデラーさんとこみたいに旧客用パーツを流用するというナイスなアイディアもあるが、いかんせんストックの持ち合わせなどない私だ。通販で探せば見付かるだろうが、これだけのために手配するのも何だしで、少し思案をした結果ある方法を思い付いた。(続く)

2007年1月19日

信号機改造

さて信号機の梯子改造についてだ。方法は何てことないもので、キットに付いている梯子の厚み方向を裏面側から削って薄くするやり方。プラ製品というものはご存知の通り、金型から取り出すという性格上、抜き勾配を持っており、その為に梯子の骨の断面も図のように台形状になっている。これを台形の下底側から削ってやると、上に近づくに従って骨幅方向も細って来るという按配だ。具体的方法としては、アクリル板等の固めの板に両面テープで梯子を固定し、耐水ペーパーの上で注意深く削ってゆく。
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左下の写真は完成して組み上げた状況。もう少し削っても良かったが、あまりやり過ぎると強度的に不安なのでこの辺でやめとくのが無難。これでも、パッケージ写真と比べるとほどほどにスッキリした感はある。信号機本体の方は、柱一本に 2組を横並びに設置、柱は白だと膨張色で太く見える気がしたのでグレーで塗った。最近のは鉄管でなくコンクリート柱が多いようなので、この方が目に馴染みやすいかも知れない。

セクションへ乗せたのが右下の写真。取り付け台座もキットの物を使ったが、リレーボックスを乗せる位置が梯子に近過ぎてそのままだと作業員が登りにくそうだったので、突起を削り少し後退させて設置した。信号は1番線側を進行、2番線側を停止の現示で控えめに色差ししてある。あ、この写真、出発したらポイントで脱線しちゃうな。
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横から見るとこんな風だ。梯子先端の曲がってる所は削っていないので、元の太さなのが良くわかる。信号裏面は白く塗装し、タミヤのウェザリングマスターで錆色を付けてある。この信号機、気づいた方もいるかも知れないが、既に夕焼け写真撮影時には仮組みまで出来上がっていて、目立たないように後姿がチラっと写り込んでたり…。
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2007年1月27日

最終工程へ

駅構内はだいたい作り尽くしたので、最後に道路周辺の整備をしてフィニッシュにしたい… が、

その前に、駅まわりで実施した作業報告をば。内容としてはゴミ箱の製作、非常停止釦の設置、乗車位置案内の貼付けなどを行なっている。このうちゴミ箱については、駅で良く見かける3連タイプの物を作ってみた。特に最近のゴミ箱はテロ対策で収納部が透過式になっているので、それも含めて表現をしている。その為に材料は透明の塩ビ板を使い、透明部を除いてマスキングをしてシルバー塗装をするという手法を用いてみた。結果はなかなかで、ジオタウンか何か買えばこういうパーツも入ってるのかなーとも思うが、ここはそれ、自分で作るのが味わいがあってよろしい(^^;)。

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非常停止釦とか乗車位置案内とかは、小さ過ぎて肉眼ではとても何だかわからない。写真に撮って拡大すると初めて判別出来る状況では、製作者本人の自己満足以外の何者でもないだろう。
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ドーム屋根下には先のワールド工芸製架線柱キットの余り部品を用いて、架線終端部も作ってみた。これで、最初の架線柱を単線分に切り詰めた為に余ったビームが活用されたわけだ。

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事務室入口には少々古風な表示板を設置。支えているアングル材は、これまた架線柱キットの余りとなったトラスビームの端っこ。結局何やかやでこのキットの部材は殆ど全部使いつくし、まことに効率的に消化出来たお買い物ではあった。

衝動でちょっと作りたくなり、プラ板とプラ棒の組み合わせでこんなものも製作してみた。
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でもホーム上に置くのでは無くて…
結局、こんな場所に収まる運命にあるという次第 (^^;)
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さてと、ではいよいよ道路周辺へとターゲットを移そう。まずは電柱を先に作り貯めしておくかな。