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ToDoリスト線路周辺
謹賀新年。年を跨いで続けます。
本題の線路周り整備。バラストは最初の散布時にだいたいの色付けは済んでいるが、モーターのオイル汚れを表現するために、部分的にエナメルの艶消し黒を薄く溶いて筆塗りする。汚れ箇所は、停車した際の台車位置周辺に集中しているようだ。あと、写真で見えているが、ホーム壁面に緊急用のステップを何箇所か設けている。終端のこの駅では列車は限りなくスピードを落として入線して来るので、あくまでも万が一の対策用ではあるが。
分岐器部分も同様に墨入れしてあるが、こちらは台車でなくて稼動部のオイル差しによる汚れ。ついでにダミーの転轍器をプラ丸棒、角棒を組み合わせて簡略に作り、ポイント横に配置してある。ちなみにこの分岐器の運用は手操作で、しかも遠隔のレバー類も設けてないので直接可動部のつまみを押して手で切り替える。セクション端部に位置するので、それで十分と割り切っている。本セクション内ではこのカーブポイントも含め、全面的にPECO製のファインレールを使っているのだが、カメラでアップに撮ると写り映えがして非常に気に入っている。
さて魔法のスープ(^^;)だ。線路の一部でバラストと泥が混ざった感じを表現したかったので、これを使う。出来上がった液体を、あらかじめ湿らせておいたバラストの上から筆で塗り込んでゆく。一度では薄いので、生乾きになったら何度か塗り重ねると良い感じになる。本来、バラスト散布と同時に行なうべき作業かも知れないが、その時はとてもそこまで考えが及ばなかったし、もし考えたとしてもバラスト整形に忙しく、余裕がなくてやってられないだろう。こういうのは後で落ち着いた時にジックリ行なうのがよろしい。
線路終端部には停止位置目標を設置。この駅はホームごとに両数固定なのでマークは一律に「S」だ。材料は1mmの角材で、これを三角断面に削り白く塗装、プリンタ印字のシールを貼れば出来上がり。
そしてホーム入口にATS地上子を付ければ、線路周りで後に残るは標識類と信号関係、架線柱ぐらいかな。線路上の雑草も少し増やしておいた。電車がフルに入線すると、さすがに駅構内は狭く感じる。
コメント
あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
で茶色の魔法のおソースの続きは…
バラストと泥の混じった部分の表現に使用されたのですね。
本当にボキャ貧でして、言葉が足りなくて申し訳ありませんが、オイル汚れの表現、緊急用ステップ、停止位置目標と、なんとも素晴らしいです。
毎度申しておりますけれど、H.Kuma さんの観察眼と工作力が欲しいです。
投稿者: 甚六郎 | 2007年1月 1日 15:46
甚六郎さん、本年もよろしくお願いします。
いやいやボキャ貧だなんて、甚六郎さんのやさしい言葉にはいつも癒されます。何かとつまずいている時にも、再びやる気を出させてくれるので感謝の気持ちでいっぱいですよ。
投稿者: H.Kuma | 2007年1月 1日 20:25
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
やー、しかしオイル汚れなんて芸が細かいですねー。新年早々凄いモノ見ちゃいました。今年も色々なテクニックで驚かせてくださいね！
投稿者: ぼうず | 2007年1月 2日 18:52
ぼうずさん、本年もよろしくお願いします。
最近の新性能な電車だとそんなに線路は汚れないんでしょうけど、釣掛け式の動力車が走ってる路線は、こんな汚れが結構目立ちますネ。
投稿者: H.Kuma | 2007年1月 2日 22:04
H.Kumaさん、こんばんは。
あけましておめでとうございます。
先日は弊ブログにコメントいただき、ありがとうございます。
相変わらず芸が細かいと言うか、凝縮度が高いですねぇ。当方の駅なんて、駅名標すら建っていない、お粗末な状況です。
とりあえずレイアウト全体について、最低限の「地面化」を施してから、各部のディティールアップを実施しようと思っているのですが、う～む...いつになることやら...
投稿者: さとし | 2007年1月 3日 00:50
あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
おっ、オイルの匂いがただよってきそうですね。バラストとレールの感じがとてもリアルですね。
投稿者: musashimarumaru | 2007年1月 3日 16:59
さとしさん、本年もよろしくお願いします。
いやいやこちらこそ農業倉庫の工作、大変興味深く拝見しております。しかもあれだけの大きなレイアウトなのに、さとしさんの作品は非常に繊細な造りで勉強になります。地面化が終わるこれからは、美味しい作業が待っていますね。
投稿者: H.Kuma | 2007年1月 3日 19:01
musashimarumaruさん、本年もよろしくお願いします。
オイルの匂い、ただよいました？おそらく PECO製のレールの作りが良いので、それに助けられてる面も多々あります。ただ、レールがリアルに背の低い分、ナロー感がなくなるので狭軌の線路だと逆効果になるかも知れませんね。うちの鉄道の場合は一応、新幹線ゲージなのでいいんですが。
投稿者: H.Kuma | 2007年1月 3日 19:04
H.Kuma様。本年もよろしくお願いします。レール際の表現がとても参考になりました。実物でもよく見かけるのですが、模型を作る際にはなぜか思いつかず、H.kumaさんの作品を見て、「たしかにこれあるなあ」といつも思います。観察力なのでしょうか。いつも、ブログを見ると「おー」と唸ってしまいます。
投稿者: kazu | 2007年1月 4日 23:31
kazuさん、本年もよろしくお願いします。
私の場合、やりたいと思った事もすぐ忘れてしまう傾向があるので(^^;)、少々工夫をしています。別に大した事をしてるわけでもないんですが、あとで手法を若干公開しますね。
投稿者: H.Kuma | 2007年1月 5日 18:25