シグナルとシグナレス
「シグナルとシグナレス」という物語をご存知だろうか。
あの宮沢賢治の書いた童話で、本線のシグナル君と支線のシグナレス嬢(共に腕木式信号機)が、かなわぬ恋に落ちるというストーリーだ。本線は東北本線、支線の方は岩手軽便鉄道(現釜石線)がモチーフになったと言われている。つまり花巻駅構内を舞台にしたお話。詳細についてここでは触れないが、没後70年以上経ってネット上にテキストが散見されるので、未読の方はそちらで読んでみるのも良いだろう(青空文庫では公開準備中)。
で、これが腕木式でなく色灯式タイプのシグナルだったらどうなるのか、しかもそれが一つの柱を共有する双頭タイプだったらどんな物語が展開するのか…。GMの三燈式信号機キットを改造しながら、そんな事を考えてた。
さてやっと本題…(^^;)
その改造内容だが、まずはパッケージのサンプル写真に見える通り、そのままだと梯子がいかにもプラ製でございって主張してるので、少し細いエッチングパーツか何かに取り替えたいところ。これについては道楽モデラーさんとこみたいに旧客用パーツを流用するというナイスなアイディアもあるが、いかんせんストックの持ち合わせなどない私だ。通販で探せば見付かるだろうが、これだけのために手配するのも何だしで、少し思案をした結果ある方法を思い付いた。(続く)
コメント
0.3φの洋白線でシコシコと作るとか....
H.Kumaさんならやりそうだからなぁ(^^;
投稿者: ぼうず | 2007年1月18日 00:34
思わせぶりな書き方になってますが、それほど大そうなネタがあるわけではありません。半田付けが面白くなっている所でもあり、自作でゼロから組む事も一瞬考えましたが、さすがにこれはちゃんとした冶具でも用意しないとキッチリとは出来そうにないし、そもそも梯子って角棒で作らないといけないですよね。
投稿者: H.Kuma | 2007年1月18日 19:14
を?角材ですか?パイプで作ってあるように思いますが....固定観念かな?
投稿者: ぼうず | 2007年1月18日 20:45
あれ?丸いのかな?
あまり実物をまじまじと見た事ないので自信ありませんが、少なくとも両サイドの材料は角柱、というか帯材ですね、これは。
http://www.ogaemon.com/r-bus/kinkyou/udegi.html
http://nekosuki.org/landscape/index2/operation-signal.htm
足が乗る部分の断面は丸いタイプの物もあるかも知れませんが、ちょっと滑りやすいかも。
GMキットのは全部(ぶっとい ^^;)角棒になってました。
投稿者: H.Kuma | 2007年1月18日 21:39
おお、ナルホド。
仕事柄猿梯子(化学工場などで機器に取り付けられている垂直に登るような梯子)はよく使うのですが、コレは昇降時に掴みやすいようにパイプで作られているのです。それで丸いと思い込んでいたのですが、たまにしか昇降しないのであれば作りやすい角材かもしれませんね。
うむむ、観察力が無いなぁ(^^;
投稿者: ぼうず | 2007年1月19日 00:59
シグナスとシグナレスの話は知りませんでしたが良い話ですね。
こちらの方も思い出しました。
シグナス森林鉄道
http://railway.or.tp/rail/cygnus/
投稿者: musashimarumaru | 2007年1月20日 13:38
シグナスは白鳥座の意味でしたね。
シグナレスは賢治の作った言葉… というか固有名詞ですね、これはきっと。
投稿者: H.Kuma | 2007年1月20日 15:53
あっ、「シグナルとシグナレス」でしたね。
「シグナスとシグナレス」ではなくて…。
シグナレスは賢治の作ったシグナルの女性名詞形?でしょうね。
投稿者: musashimarumaru | 2007年1月20日 19:37