駅舎内部
相変わらず非常識に細かい事やってるんで、良い子はまね… じゃない、疲れない程度にご覧頂きたく。続いては駅ロビー部分のディティールアップ。売店前のベンチはGMキット付属の物だが、ネットで探して来た琺瑯看板を背当てに貼り付け、牛乳ベンチに変身させた。
ついたて兼書き物台はプラ板とプラ角棒の組み合わせ。片面にはポスター、裏側はフリーペーパーのラックとなっている。天井には例の蛍光灯も設置してあるが、この大屋根下の単管では明るさが少々心もとないかも…。
ぶら下がりの表示装置類は1.2tプラ板断面にφ0.4のドリルで穴あけ、0.3mm洋白線を差し込んで瞬間接着剤で固着したもの。ちなみに下の写真は、バイスがないので大型ペンチ+握り部を輪ゴムで押さえて代用してる作業現場だ(^^;)。
正面入口の上にはシャッターボックスがあり、一応紙で作ったシャッターが丸めて収納されている。ついでに電動開閉用のスイッチも売店脇に設けておいたが、もちろんこれ押しても実際に開閉はしないので悪しからず。天井裏はGMのフェンスを改造して作ったケーブルラダーに配管・配線を這わせたり、工場キットで余った排気ダクトを適当に置いてみたりとか、おが屑(バルサ材をヤスリで削った物)を事務所の屋根上にばら蒔いて汚したりでお茶を濁している。ま、この辺は屋根被せちゃえば基本的に見えなくなるんで(一応着脱式にはなっているが)、多分に自己満足的な部分ではあるのだが。
コメント
暫し絶句 ・・・・・
細部までの実物観察と繊細な工作…
陽だまりの中、駅前から撮影した1枚目の写真…
電車が到着し、乗客が去って、発車迄の僅かな静寂の時間が過ぎて行く…
そんな時間を彷彿とさせる、駅舎だけでも既にこれは芸術作品ですよ~
投稿者: 甚六郎 | 2006年12月24日 17:42
もうねー、ナニも言えません。「凄いっ!」すら言えないかも....
ただ、自動改札でないもう少し古い駅舎もいいかも、と勝手なコトを言ってみたり。あ、ワタシの勝手なシュミですが(^^;
ホーローがミョーに気になってひとネタにしてしまいました。トラバ送らせて頂きましたが悪しからずm(_._)m
投稿者: ぼうず | 2006年12月24日 19:43
構内放送と自動改札の「ピーンポーン」が聞こえてきたのは私だけでしょうか?キオスクのおばさんがいい味出してます。私はフィギュアーでごまかしていますが、フィギュアーがなくても駅の雑踏の感じが出ているのはさすがですね。
投稿者: syonanmodel | 2006年12月24日 20:07
こりゃまたすごいですね。
天井裏のダクトや配管・配線類は蛍光灯にもつながっているのですね。
あっホーロー看板が付いたベンチの色が変わっていますね。
投稿者: musashimarumaru | 2006年12月24日 22:33
改札抜けて電車に乗り込むような錯覚に陥りました。
こんな細かい仕事が出来ることもすごいと思います。
私は指が震えて1.2に0.4の穴など空けれません!!
存在を忘れ去られたように高いところにある路線案内板がいい味を出していますね。
投稿者: りょう | 2006年12月25日 12:54
皆さま、沢山のコメント、トラックバックをありがとうございます。
>甚六郎さん
大変素晴らしいフレーズのコメントを頂いて、嬉しいです。一枚目の写真、私も手前味噌ながらなかなか気に入ってます。たまたまうまい具合に見せたいアイテムにピントが合って、背景の電車も適度にぼけてくれました。人がいない事も相まって、ちょっと夢を見てるような空間にも感じますね。
>ぼうずさん
コメント、トラックバックありがとうございます。リクエストのホーロー標識は現在作り込み中ですが、結局大きいのは設置場所が見当たらず、ホーム柱に一本だけ残った古い物という想定の縦書き駅名標にしました。
別途、ホーロー満載のローカルな駅も作ってみたいですねぇ。うちの本線の終点は房総の山中にありますんで、あのあたりの鄙びた駅を参考に、そのうち考えますか。
http://hkuma.com/rail/srr01.html
>syonanmodelさん
江ノ電のレイアウトでは、フィギュアを効果的に使われてますね。私は、前に紹介した Preiserのストックを大量に持っているんですが、全て未塗装なもんで色差しをするのが少々頭が痛いです。でも、それぞれの人物キャラを設定しながら塗り込んで行くのも、また楽しいかも知れませんね。
>musashimarumaruさん
ベンチの色、気づかれましたか。元々は緑だったんですが、やっぱり牛乳の看板貼るんだったら絶対水色だろうと、私の頭の中では条件反射しました。何故か記憶だと、あの手のベンチはみんな水色なんですよねぇ~。
ベンチ繋がりですが、スーパー前のベンチも、少し洒落たのに取り替えておきました。
>りょうさん
昔の路線案内図は思い付きなんですが、CHAZさんとこなんかで自社のを作られているのを思い出して、うちも掲げてみました。
http://homepage3.nifty.com/hokubu_exp/pamphlet.htm
今は展示用で、下の解説板の説明書きを読むと東葛電車の生い立ちについて大体わかるような按配になっております(拡大しても読めませんョ)。
こういう改札前の写真を撮るたび、昔流行った「私鉄沿線」という歌を頭の中で反芻してます。(りょうさんの世代もご存知かな?)
>米田さん
トラックバックありがとうございました。(ってここで言うのも何ですが)
神様!? め、めっそうも無い。神様でも無いし神の手でもないし、私のは単なるkumaの手です(^^;)
#胃腸に効きそうだな。
時計について触れられていたので誰かに突っ込まれる前に白状しちゃいますと、入口とホームの間で時空間が歪んでおります。ご了承の程。
ちなみにホームの時計、改造元画像はこちらを利用させて頂きました。
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/050420/n0504204.html
本来のデスクトップ時計としても愛用しています。感謝。
投稿者: H.Kuma | 2006年12月25日 21:23
おりょ、本文もちょっと変わってるような(^^;
いつかは手掛けてみたいものです、絶対にこんなふうには出来ないけど(^^;
投稿者: ぼうず | 2006年12月25日 23:59
どうも、こんばんわ。
自分ならおそらく1ヶ月前くらいの段階で満足して完成って言ってるでしょうね。
その1ヶ月の間(むしろもっとはじめの段階で)差がついている気がしました。
作り込みが並なモンじゃないです。いやホントに。
それはひとえに観察力とねばり強い根気にあるのではと思いました。
うまいこと上辺だけ作ってる訳じゃないんだぞっていうのがヒシヒシと伝わってきました。
マメモジュールできわめてみたい境地です。
でかいレイアウトだと間違いなくライフワークになってしまうでしょう(汗)。
ではでは。今後も進捗に期待しております!!がんばってください!!
投稿者: maxdio | 2006年12月26日 00:13
こんにちは!
売店の屋根の上はリアルですね!高架駅の階段を降りて改札に向かうと、レベルの視線では見えないものが『見えてしまう』事がありますよね。高校生の頃バイトしていた京成の町屋駅を思い出してしまいました。デハ。
投稿者: Jパパ | 2006年12月26日 10:11
ゴメンなさい!売店の上ではなくて、駅務室の上でした。
2Fが無い様なので、仮眠室は別の場所ですね。デハ、デハ。
投稿者: Jパパ | 2006年12月26日 10:16
>kumaさま
いやあ、神様ですよ。自分のよねでん線の小倉志井駅とか、グリーンマックスのキットそのままの組み立てにちょっと表示を作ってそれで満足してしまったのがものすごく恥ずかしいです。
これはTOMIX腕木式信号が到着する前にうちのよねでん線レイアウトの再アップグレードを図るべきカナなんて思いました。
ではー。
投稿者: 米田淳一 | 2006年12月26日 11:02
>ぼうずさん
> おりょ、本文もちょっと変わってるような(^^;
いえ、エントリの本文はいじってないですが…。ホーロー駅名標の顛末は、次のエントリででもご報告するつもりですんでお楽しみに。なかなかミクロな作業で大変… いや、楽しませてもらいました(^^;)。
>maxdioさん
どうも私は、やり過ぎちゃってるきらいがありまして、だんだんと自分で自分の首しめてるような…(^^;) このサイズの中だからこそ出来る工作ですが、次作(もしあるとすれば)も同程度の作り込みやらなきゃならない、なんて考えたらほんと、ライフワークになっちゃいますね。着手前にめげてしまいそうです。
もう少し、肩肘張らない楽しみ方も出来るようにならないと、大人じゃないのかも知れないですね。
>Jパパさん
京成の町屋駅ですか。あそこらは大変年季の入った高架線で、背の低い高架下の倉庫や商店なんかの風景もなかなか渋いですよね。様々な場面で楽屋裏が見えてしまう事って確かにありますが、そういうのがまた生活感丸出しでグッと来るのは私だけ?
>米田さん
まぁ、人それぞれの楽しみ方があるわけでして(私のは修行に近い?)その人なりの到達点が見出せれば良いのではないでしょうか。恥ずべき事なんて全然ないですよ。
ちなみに私は、かの宮下洋一さんを(勝手に)神様だと思ってますが、だって建物全部フルスクラッチで、あれだけの連作で、しかも超精密でリアルな風景、おまけに素晴らしい電車まで作ってしまうんですから。サイズは 1/80ですが、むしろこのサイズだと誤魔化しがきかないから、Nのように省略するという逃げ場が無いんですよね。いや、ほんと、神わざです。
皆さんご存知かと思いますが、もしまだの方はぜひ一度氏の作品をご覧になってみて下さい。RM MODELSのバックナンバーか作品集アルバム「地鉄電車慕情」で宮下ワールドを堪能出来ます。
http://www.modellwagen.com/KEIBEN-2005/chapter-2.html
http://www.rm-models.jp/rmm/rmm120/index.html
投稿者: H.Kuma | 2006年12月26日 21:37
ベンチつながりですと、あの鎧駅のベンチは海の方を向いていましたね。行ったときには、背もたれの部分がなかったです。木のベンチもありました。ホーローつながり<記事中の”近くのお店”のリンクから>でトラックバックも送りますね。
投稿者: musashimarumaru | 2006年12月27日 23:21
鎧駅のあのベンチは絵になりますね。線路向きでも海向いても座れるように、わざと背もたれ外してあったりして… って最初から無いのかナ?(^^;)。今回のセクションで既にストーリーを考えつつありますが、このベンチがちょっとポイントになってたりします。トラックバックもありがとうございました。
投稿者: H.Kuma | 2006年12月28日 19:05