しかしあのちょっとカビ臭くて埃の積もっていた空間が、実に小洒落た姿に変貌したものだ。各店舗はアーチの一径間に収めなくてはいけないので小じんまりとしているが、センスの良い家具や小物などを扱っている所が多い。配置は何箇所かに分かれており、一番南側は高架下の各アーチ内から個別に外へ出入口を持つ店舗、ここにはポポンデッタも出店している。

南側は屋外の通路が各店舗の入口。隣には博物館敷地にJR神田万世橋ビルが建つ。

確かここのあたりには、博物館の大型展示室があったと思う。これは吹き抜けの上階から見下ろした図。

高架脚がアーチ状にくり抜かれた部分が、各ショップの区切りになっている。

博物館だった頃は、一部分が展示室裏手の会議室や倉庫。案内してくれた岸さんが写っている。

北側は保線車両等の留置線直下になるが、中の通路を巡りながら各店舗を回遊出来るようになっている。ちなみに神田川に面した部分はボードデッキで、外に出て散策する事も可能だ。そして2階のホームに上がると、温室のようなガラス張りの中から、両側の線路を通過して行く中央線の電車を間近に眺められる。ここにはオシャレなカフェも併設されているので一息入れながら楽しむのも又よし。でも、やって来る電車に、もうちょっとバリエーションがあれば良かったんだけどなぁ。

２階のホームへ上がる通路。床や側壁等は敢えて当時のままの姿にしているようだ。

以前は通常閉鎖された空間で、この時は岸さんが鍵を開けてくれて懐中電灯を持って入った。

現在の２階部分は、出入自由なガラス張りの展望室と一部はカフェバーになっている。

保線区の管轄とかでこの先は立ち入れず、開けてもらった覗き窓からホームを拝んだ。