Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

中央線に纏わる2冊

中央線に纏わる文庫を2冊読了。「中央線随筆傑作選」「中央線小説傑作選」だ。それぞれ著名作家の中央線に絡む作品を集めたものだが、随筆の方は短編が多数収まっており、就寝前に少しずつ読むには一話が適量で面白かった。印象に残ったのは、中央線の車窓から沿線の民家にライオンがいるのを目撃した、という記述を複数の作家がエピソードとして書いている事。実際に飼っている家があったようだ。他に、電車から高架脇に見下ろせる阿佐谷のプール(その後2016年に廃止)の事も出て来て懐かしい思いがした。一方で小説集の方は、中身は勿論作品として面白いのだが中央線との関係が希薄で、ちょっと無理やり集めた感が否めない気もする。

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へるん先生の汽車旅行

へるん先生とはハーン先生のこと、つまりラフカディオ・ハーン(小泉八雲)である。執筆者が元鉄道ジャーナル社の芦原伸氏との事で、面白い汽車旅の記述が読めると思って購入した。が、見事に裏切られた。

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実歴 阿房列車先生

平山三郎氏の著作。阿房列車愛読者にはお馴染みですよね、かの百閒先生の無用な旅のお供、良き相棒を務めたヒマラヤ山系氏。氏は先生の書籍校正者としての側面も持っています。本書は、ちょっと本人の記述と百閒の著作からの引用部分が入り混じって読みづらい部分はあるのだけれど、安房列車を読んでいれば大体分別はつきます。曖昧模糊とした山系氏の「はぁ」の返答、それがその時々において何を意味するところだったのか、とか、色々と裏事情が判明して面白いです。

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書籍購入

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東京郊外電車ハイキング
期待して購入しましたが、東京西郊の私鉄が中心ですね。東方面の京成とか東武は少ししか出て来ないのが残念。やはりこの時代にカメラを持って趣味の撮影に出かけられるのは、その沿線に住み比較的生活に余裕のある一部の富裕層?なのかなあと思い知らされます。ともあれ、他の地域に関しては貴重な写真のオンパレードで見応えあります。

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夏休み用に

文庫を購入。例によって夏休み用のSFものだが、創元SF文庫の「星を継ぐもの」は既に読み始めていて、なかなか惹き込まれるものがある。もう一冊のハヤカワ文庫SF「ソラリス」は今さらの感もあるが、映画しか観た事がなかったので原作に興味があって購入した次第。夏はSFだ!なのだが、夏休みのしゅくだいとして読書感想文を書く予定は今のところ無い(笑

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