とりあえずお昼がまだだったので、適当なランチポイントを探しつつ籠坂峠から山中湖へと下ります。この別荘地の中を下る馬車道通りは都留馬車鉄道の廃線跡そのものですが、こちらも静かでなかなか良い雰囲気の道でした。国道に出るとさすがに休日という事で車が渋滞の中、途中でルートを離れて忍野へとハンドルを向けました。

忍野村忍草にある福祉センター裏手の庭園ベンチにちょっとお邪魔し、午後の陽を浴びる富士山を眺めながらお弁当を広げます。食後は国道へ戻り富士吉田方面を目指すつもりでしたが、右手の山を抜ける割り合いと新しいトンネルを見つけたのでそこを利用してショートカット。トンネル内は下る一方で歩道も広く、そもそもこの道自体殆ど車も来ないようでしたので快適に走れました。トンネルを抜けて少し下れば、もう目の前に富士吉田の街並みが広がって来ます。

富士吉田は富士の裾野に広がった斜面上の街ですので、なるべく等高線に沿って楽をしつつ河口湖駅を目指します。富士急線は初めてではないですが、輪行だとやはり始発駅から乗った方が無難だと思ったもので...。河口湖駅に着き、自転車をパッキングして構内に入って行くと目の前には国鉄色の183系がホームに横たわっています。というか、編成が長いので先頭車はホームからはみ出していましたが。この列車を狙っていたわけではないですが（ほんとうはフジサン特急か元京王5000に乗りたかった）大宮行きホリデー快速との事で、乗換え無しに立川まで行けるので迷わず車中の人となって帰って来ました。