久々に宮脇氏の文章に接して、懐かしい思いがした。
氏の本はだいたい一通り読んでいるつもりだったが、この本「乗る旅・読む旅」はまだだった。
書店の棚に一冊だけ挟まっているのに気がついて買ってみたのだ。
冒頭の海外ツアー編は雑誌「旅」に掲載されたもので、何となく読んだおぼえがある。
中盤の「近くにも旅がある」のシリーズは晩年に発刊された「宮脇俊三鉄道紀行全集」の月報に収められたものとの事で初見だったが、小江戸号に乗ろうと高田馬場へ向かうも、具合が悪くなり足元がふらついてしゃがみ込んでしまったくだりなど、読んでてなんだかハラハラとさせらた。
この頃はもう、だいぶ衰えてらしたのだろうか。
カント 返信
はじめまして。トラックバックありがとうございました。
宮脇さんの本は本当に面白いですよね。
H.Kuma 返信
カントさん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
宮脇さんの本、私も大好きです。
もっともっとお元気で、いっぱい作品を書いて欲しかったなぁ。
Teee 返信
遅ればせながらこちらへもトラックバック、ありがとうございました。
ちょっと前に私も『乗る旅・読む旅』を読みましたが、
後半の書評がすごくおもしろく、特にアラン・ブースの
『津軽』は読んで数日後にネットオークションで探したほどです。
その後、太宰治の『津軽』を読んだりもしました(笑)。
技術や形式といったハードウェアオタク的視点ではなく、
あくまで車窓を楽しむ、駅で土地の風俗を感じ取るという
氏の旅へのアティチュードに、私もまた大いに
感銘を受けました。
H.Kuma 返信
Teeeさん、コメントありがとうございます。
書評の部分、いつもの紀行文とまた違って何だか新鮮な感じがしましたが、同時に宮脇氏の人間味が実に良く出ていると感じます。
アラン・ブース氏の「津軽」は、私も読んでみたくなりました。