Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

下工弁慶号の復活走行!!

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けいてつ協会岡本さんからリリース文が届きましたので、以下に掲載致します。

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北勢線の阿下喜駅にて、SL下工弁慶号の復活!!

 貴重なナローゲージライン「三岐鉄道・北勢線」。その終点の阿下喜駅前には沿線唯一のサポーター団体である「ASITA(北勢線とまち育みを考える会)」が運営・管理する軽便鉄道博物館があります。そこには山口県下松市からやってきた「下工弁慶号(くだこうべんけいごう)」が保存されています。

 このSLの生まれは明治40(1907)年で、IHI石川島播磨重工業株式会社の前身である東京石川島造船所が製造した5.5トン・軌間762mmの小型蒸気機関車です。徳山の海軍練炭製造所(後の海軍燃料廠)で活躍し、後に教材用として山口県下松工業学校(後の下松工業高校)に提供され、長く同校で保存されてきましたが、昭和56(1981)年に下松工業高校の創立60周年の記念事業として先生・生徒の力で復元され動態復活しました。その後、岡山県の下津井電鉄(現在は廃止)や、山口県の柳井卸センター等でイベント走行した後に再び山口県の下松市役所前の展示室にて再び眠りについていました。
 三岐鉄道となった北勢線の90周年事業の一環として、貴重な軽便蒸気機関車を平成16(2004)年4月に山口県下松市から借用し、動態復活を目指しての修理が「ASITA(北勢線とまち育みを考える会)」によって進められ、ようやく三重労働局からボイラーの圧力検査の合格を取り付け、今年から阿下喜駅前の軽便博物館展示線約80m(ターンテーブル有)にてデモ運転が開始されることになりました。

◆第一回のお披露目運行は下記になります。

・平成18年3月5日(日曜日) 雨天決行(大雨の場合は中止)
・お披露目式 AM11:30~、
・下工弁慶号走行開始 AM12:00~

場所は三岐鉄道北勢線・阿下喜駅前「軽便鉄道博物館」

※当日は駐車場が閉鎖されるため、北勢線にてお越しください。
(JR・近鉄 桑名駅にて北勢線に乗換えで約60分で阿下喜着)

なお、動態復元につきまして行政からの支援は一切受けずに、皆様からの募金によって「ASITA(あした)」の会は運営されます。
今後とも、皆様からの暖かいご支援をお願い申し上げます。

〒511-0428
三重県いなべ市北勢町阿下喜2000
安藤建材店内  ASITA事務局
ホームページ:http://asita.web.infoseek.co.jp/

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