先日、上野の森美術館にて開催中の「ミラクル エッシャー展」へ行って来た。ここの美術館は初めてかな?と思っていたが、建物を見て思い出した。ちょっと前にダリ展で来た事がある場所だ。(と思って調べたら12年も前の事で驚き!)
エッシャーと言うと「だまし絵」的な作品がすぐ頭に思い浮かぶが、そこへ至る前の時代の純粋な風景画も数多く展示されており、 なかなか興味深いものがあった。それらにも、後々の作品に出て来る、あり得ない構造の建物とか迷宮となった街並みの、元となるモチーフが随所に含まれているのだ。
エッシャーの作品は一部の例外を除いて極めて小さい。それは「版画」 という制作法から来るものの様に思われるが、その分、緻密で繊細な線の組み合わせで表現された世界が私は好きである。但し、眼鏡を持参しなかったのは失敗した。
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