Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

フランク パターソン

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Img_2585.jpgAmazonで見つけて、ついポチってしまった。フランク パターソンは、英国のペン画家である。ニューサイ読者だった方ならよくご存じだろう、出版元のエヌシー企画で本国から画集の輸入販売もしていた。だが2冊セットで2万円近くもしたので、平民の私(笑)にはとても手の出せるものではなかった。

こちら「サイクリング・ユートピア」は国内の出版社が出したもので、A4判、128ページで \4,500は、普段月刊誌か文庫本位しか買わない私にとって決して気軽にというレベルではないが、それでも前出のものからすると何とか手の出る範囲になったのは嬉しい。

私が武蔵野界隈を徘徊するのは、このパターソンのペン画の世界に憧れてのことだ。うねうねと起伏する台地、広い大きな空と雲、風にそよぐ木々、そしてその題材はあくまでサイクリストとしての視点になっている。たとえば下のページ、左の絵のタイトルは「Farewell to a Favourite View」一日走って来たお気に入りの景色に別れを告げる時、自転車に跨ったまま片足を付き、振り返り、片手で小さくさよならの挨拶をしている様にも見える。もちろん彼自身もサイクリストであり、長年に渡り雑誌「Cycling」にペン画の寄稿を続けたのである。

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120ページ以上あるので、少しづつ眺めては楽しんで行こう。ただ見るだけでなく色々と活用の方法もありそうだし、ちょっと面白いものも作ってみたので後日ご紹介もしたい。

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