Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

京王競馬場線

  • 投稿日:
  • Category:

DSCN0154.jpg

先日、用事があって府中方面へ行ったついでに京王の競馬場線に初乗りして来ました。そもそも競馬場などという場所は私にはまったく無縁ですので、今までとんと乗る機会がなかったのです。競馬場線は東府中~府中競馬正門前までのわずか一区間、でも競馬開催日には立派な8両編成の電車が入って来ます。普段、本線で東府中を通過する優等列車も、その日は臨時停車して競馬場線に接続しています。非開催日には7000系ワンマンカーの2両編成が、区間内だけを往復しているそうです。都内で見られる2両編成って、ここと東武の支線ぐらいではないでしょうか?

この日は土曜日で競馬開催日。新宿方面から来るとホーム向かい側で待っている電車にそのまま乗り換え出来ます。ホーム上には案内の係員がおり、声を出して乗客達を誘導していました。発車するとすぐに本線から分岐して左へカーブ、なんと!複線なんですね、ここ。こんなに短い線区なのに、乗客集中時にはそれだけの線路容量がないと捌き切れないって事かな。住宅地の中を静々と走り、すぐに終点の府中競馬正門前です。

Dscn0158.jpg

駅は頭端式の櫛形ホームですが、さすがにやたら広いです。1,2番線の間があまりに離れすぎていて、とても一つのホームには見えません(笑)ホーム端部には売店や駅そばがありますが、多客応対のためにカウンターが広い! 改札口もローカルな終端駅とは思えない数のゲートが並んでいて、なかなかに壮観です。そこを出るとそのまま競馬場へと導く屋根付きの高架通路が正面に続いています。

Dscn0159.jpg

競馬場へ向かう人波を一人外れ、この日は武蔵野線への乗り換えを試してみようと、ここから府中本町まで徒歩移動してみました。場外の緑地帯に沿って散歩気分でブラブラと歩き、15分程度で行き着く事が出来ました。途中西側ゲートの前には斜めに続く小路があり、門前に古い看板の食堂等が並んでいます。府中本町とは違う方向を向いているなと思ったら、以前の下河原線の終点、東京競馬場前駅へと向かう道路の延長上にありました。

Dscn0161.jpg

さて、京王線で残る未乗は動物園線のみということになります。こちらは終点に乗る目的となる施設がありますので、訪問の機会は割合と近くありそうですが。しかし、競馬場線に動物園線、どちらも普通名詞のダイレクトな路線名称で、京王はなかなか潔い命名をします。昔は御陵線なんてのもありましたっけね。

トラックバック(0)

コメント(2)

katsu 返信

Kumaさん、こんばんは。
競馬場前あたりの乗り歩き話題は偶然でしたね。1日後に私は下川原線のアップでした。いつも東京西部の身近な廃線跡はKumaさんのレポートで知識を得ています。
今回の記事を読むととても楽しそうなコースですね。ふらっと出掛けられる近さでありながら縁が無かった一帯です。

H.Kuma 返信

katsuさん、コメントありがとうございます。
私もこのあたりを徒歩で歩いたのは今回が初めての経験です。
競馬場自体はあまり興味がないんですが、その門前町というか、界隈の風情はちょっといい感じでした。
こんどはグルッと周って是政駅の方まで行ってみたいですね。

コメントする