まさかの大晦日に風呂給湯が故障というアクシデントを経て迎えたお正月、今年は波乱含みとなりそうな予感もしたりしなかったり(^^;)
休みの後半で、三重県は北勢方面のナローを巡る小旅行を敢行して来ました。例によって18切符併用の貧乏駆け足旅なのであまり写真も撮ってないし滞在時間も短いのですが、鉄道からBRT(バス高速輸送システム)への転換話で揉めている路線もあり、今のうちに乗っておかなくてはとの思いで訪問したものです。
旅行記という程の内容も無いので記事の方はどのようにまとめるか思案中ですが、とりあえずダイジェストでこちらに写真を何枚か掲示しておきます。
■草津線
往路は東海道本線から草津線に乗り換えて柘植(つげ)へと向かいます。草津線は過去に何度か乗ってますが、こんなでしたっけ?草津の「草」にちなんだ色なのかな?堂々の8両編成で発車しましたが、途中の貴生川(きぶかわ)で4両に分割されました。
■関西本線
柘植からは関西本線に乗って亀山まで。関西本線は、むかーし名古屋から奈良までディーゼル急行で乗った事があるけど、今やそんな長距離列車は走ってないようですね。軽快気動車は何だかここには似つかわしくないなぁ。
■亀山駅
亀山はJR西と東海の境界駅なので、同じ関西本線ながら乗換えを余儀なくされます。この先、右は紀勢本線、左が関西本線、ホーム端からすぐ左右へと分かれて行く様はなかなかダイナミック。ここから関西本線は電車です。
■四日市駅前
近鉄の路線に乗るのですが、アプローチが18切符利用なのでJRの四日市駅から近鉄四日市まで歩きます。駅前大通りをまっすぐ歩いて行けば1kmちょいなのですぐですが、さすがに通勤等で日常的に行き来する人は少なそうです。1956年以前は両駅がここで隣接していましたが、近鉄の急カーブ解消のために現在地へ移設されたとの事。
■近鉄 内部(うつべ)線
近鉄の高架を目指してテクテクと歩いて来て、さて乗り場はどこかと探してみると高架下の隅っこにこじんまりとしたホームがありました。しかも名古屋線とは改札外連絡になっていて、屋根付きの歩道橋で道路を横断しないといけません。(以下、ナロー3路線の詳細は別途記事にします)
■近鉄 八王子線
八王子線は内部線日永駅から分岐する僅か一区間の支線です。以前は線名となっている八王子町まで線路がありましたが、集中豪雨によって川沿いにあった線路敷が流出し、その区間は廃止になりました。
■三岐鉄道 北勢(ほくせい)線
その後は桑名まで近鉄で(さすがに関西本線へ戻るのは面倒くさくなった)移動し、隣接する西桑名駅から三岐鉄道の北勢線に乗ります。北勢線は近鉄に見捨てられて(!?)廃止の憂き目に会いましたが、近隣の三岐鉄道がよっしゃと引き受け今に至っています。
■養老鉄道 養老線
ナローで満腹になったら、帰りは未乗の養老鉄道で大垣へと抜けます。桑名駅で切符を買ったら裏シロの軟券、有人改札を抜けてホームへ降りると養老線は近鉄乗場とフェンスで半分に仕切られており、そこにも専用の改札がありました。こちらも元は近鉄の路線だったのですが、採算悪化から別会社になった経緯があります。
その後は現地に一泊し、翌一日かけて昼間の東海道本線をのんびり乗り継いで東京へ帰って来ました。正月連休最終日なので新幹線は混雑したでしょうが在来線の普通列車はそんな事もなく、しかし18切符らしき中高年の旅人はかなりの数見かけました。
katsu 返信
八王子、北勢線が気になりますね。
人口減少、省エネに向かう社会で小さなナローでは駄目なんでしょうか。
ナローの特徴を生かせないものでしょうかね。
東京郊外のドル箱バス路線では。ひっきりなしにバスを連らねて客を運んでいますがギュウギュウ詰めです。これからのハイテクナロー鉄道の活用の仕方なんてないものでしょうか。
H.Kuma 返信
katsuさん、コメントありがとうございます。
近鉄がバス転換しようとしているのは内部・八王子線ですが、レールを活かしてLRT化とか考えられないものでしょうかね。これについてはリンク先の和寒さんも憤懣やる方ない思いをつづっています。読ませて頂いて私も同じ思いをいだきました。
http://www.geocities.jp/exyna_institute/news/120824.html
musashimarumaru 返信
近鉄 八王子線の写真に引きつけられました。
このようなナロー路線がまだ、営業を続けているのですね。気になりました。
H.Kuma 返信
musashimarumaruさん、コメントありがとうございます。
車両のデザインは、やっつけ的でいまいちですが、サイズが小さいので塗色のせいもあって可愛い感じがしますね。
和寒 返信
現実世界ではヒーコラ呻吟している和寒です。
(論文の締切がぁ!)
こちらで御紹介していただいているとは、気づきませんでした。
どうもありがとうございます。
気持ちとしてはやるかたないどころではなく、まったくもって酷い会社だと思いましたね。
H.Kuma 返信
和寒さん、おばんです。
論文ですか。
お仕事とはいえ、大変ですねぇ。
転換の件は、全くもって酷いはなしです。