Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

旅の終りは個室寝台車

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宮脇氏の作品で文庫版は大体読んだと思っていたのだが、これはまだだったようだ。新潮文庫版は新品では既に手に入らないが、今年の3月に河出文庫から出版されたのを購入した。

Dscn4126.jpg数年前に山陰鈍行一人旅を行なった身としては、「にっぽん最長鈍行列車の旅」は読まずにはおけない一編だ。山陰本線の門司~福知山間を走る当時の最長鈍行列車を乗り通すという旅程は、私と逆方向ではあるが、読んでいても沿線の景色が思い浮かんで来てワクワクする。旅の道連れ「藍色の小鬼」こと編集者の藍さんとの会話も、内田百閒と山系氏のやり取りを彷彿とさせ、読んでいて思わずクスリとなってしまう。

あと、宮脇氏の紀行文に「中島みゆき」が出て来るとは思わなかった...。意外な組み合わせですね。


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コメント(4)

musashimarumaru 返信

書籍の話ですと、内田百閒先生の阿房列車のマンガ版の第2弾が出ていまして読んだところでした。

H.Kuma 返信

musashimarumaruさん、こんばんは。

出てますねー「阿房列車 2号」。
1号を買ったので、私のAmazonおすすめ商品欄にずっと表示されてます。
ここで2冊目を買っちゃうと後のシリーズ全部そろえなくちゃならなくなりそうだなぁ~
なんて事もあり、少し迷ってたりして…(^^;)

あと、池田邦彦さんの「カレチ」もコミックになったので、読みたいと思ってます。
最近鉄道ものの書籍がグっと増えた気がしますねー。

musashimarumaru 返信

H.Kumaさんのお知り合いの漫画家の池田邦彦さんの「カレチ」のコミック第一巻も読んでみました。 心温まる良いお話の数々。大賞受賞作RAIL GIRL も入っていました。そして両編の主人公が出てくる「みどりの昭和の鉄道探検」という描き下ろしもありました。

H.Kuma 返信

おぉ、読まれましたか。何だかホノボノとして良さそうですね。

私も早く読みたいんですが、とりあえずAmazonでポチっとしてしまって積読になってるのを先に消化しないとなぁ~、とか思ってます。少し前から荷風かぶれになってて大量に購入したり、そのくせ今読んでいるのは花袋の「温泉めぐり」(結構辛口ですね、これ)だったり。

とかいいつつ、昨日はビデオで邦画の「RAILWAYS」を見ていたりもしたのですが…

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