Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

パスハン車故障

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simplex1.jpg先日の黒沢探訪の帰り道、坂道にかかってフロントをインナーへ落とそうとしたら「ジャリ」っと何か変な音が...。チェーンが外れたんだろうぐらいに軽く考えて自転車を降り、見てみたらご覧のありさま。フロントディレイラー本体のデルリン成型品部分がパックリ割れて真っ二つ。長年酷使して来たからなぁ~、もう寿命かな。でも、何だかパンタ調整のねじ切りの所から逝っちゃってるゾ、これ。

使ってたのは Simplex(サンプレックス)のSXA-42というキャパシティ14Tのタイプ。チェンリングが TAの44X26Tだから、若干キャパオーバーの状態で装着していた事になる。それが災いしたわけでも無いだろうが、無理がたたってしょっちゅうチェーンが外れたりしていたので、本体にもいらぬ力がかかってしまったのかも。とりあえずフロントはアウターにチェーンをかけ、ディレイラーが引っかからないように仮止めしてそぉっと走りながら帰って来た。

simplex2.jpgさて交換品をどうしようかとネットでサラっと検索をかけてみると、同じくSimplexの SXA-53というストック品が某ショップで売られているのを発見、こちらはキャパが24Tある。早速それを取り寄せセットしてみたが、変速ワイヤーのアウター受けが付いていないタイプという点が異なるだけで、それ以外は基本的に同じメーカーの製品だけに特に支障なく、取付作業を完了した。パンタのアームがフレーム3枚構成で若干重量は増えたが、キャパシティも大きくなったので変速性能も心なし良くなった... ような気がする。

ところで、今や自転車のパーツメーカーなんてSHIMANO以外知らない人も多いかも知れないが、その昔はカンパ、ユーレーと並んでサンプレは海外御三家として有名どころだった。でもその後会社自体が無くなっちゃったんで、プレミアの付いてるパーツなんかは目の玉が飛び出るような金額で取り引きされているとも聞く。自分のはサンプレックスの中では普及タイプのグレードなので、お値段も実用的な範疇ではあるが。

ちなみにリアディレイラーは LJ4000CP/SPを使っている。こちらもデルリンパーツで構成されているので、少々不安を感じつつな今日この頃...。でもまだしばらくはこのパスハンにも頑張ってもらわねばならないので、どこかで予備パーツでも調達しておこうか、何て事も考えている。

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コメント(2)

泥沼沈太郎 返信

H-Kuma様こんばんは。
カンパ、ユーレー、サンプレ信者世代の1人ですが、この3者の中ではサンプレが一番コストパフォーマンスに優れていました。
しかし、デルリンと言うプラスティックを母材としているために錆びない代わりに劣化による割れと言う致命的な欠点がありました。

私もフロントディレーラーのベースが割れた事が数回ありました。
プラスティックは紫外線による劣化がどうしようもないようです。
劣化防止のためにカーボンを混ぜて黒くしているとも聞いた事があります。

サンプレ付きの自転車は2台ほど有りますが、2台とも昨年新品や程度の良い中古品に取り換えました。
他の自転車も最近はディレーラーを国産の新古品や古い部品を再生し使っています。
20年ほど前からは確かに国産の方が高品質だと思います。

と言いながらいまだ舶来品に弱い悲しい「アラ還」世代です。

H.Kuma 返信

泥沼さん、こんばんは。

これ作った当時もショップの人(私と同年代)と、「国産品の方が変速性能いい筈だけど、でもサンプレ?」「うん、サンプレがいい」「サンプレ、いいよねぇ~」てな会話がありました。パスハンと言っても当初はマッドガードも付けてて、かなりなランドナー路線で作っていたもので。

同じく海外パーツに弱い、アラフィー世代です。

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