Rail & Bikes editorial postscript  ~ 鉄路と自転車な日々@東京西郊 ~

鉄道の文学紀行

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「鉄道の文学紀行」(佐藤喜一著)という新書を、ウェブ進化論と一緒に買った。
北海道から九州まで、国内の文学に登場する12の駅を中心に訪ねて歩く旅。
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金色夜叉の舞台となる熱海へ、主人公の二人はどのようにして行った事になるのだろうか。
時は明治30年頃で、東海道線はまだ御殿場まわりの時代だ。
考証によると新橋から官鉄の汽車で国府津へ、そこから小田原までは鉄道馬車。
小田原からは、かの「豆相人車軌道」に揺られて熱海入りしたのではないか... と。
他にも佐藤春夫の犬吠駅、高松光太郎の二本松駅、新しい所では、宮脇俊三氏「時刻表昭和史」の舞台、今泉駅などが取り上げられていて興味深い。
以前家族で行った事のある宿が、実は文学史に残る名作を生み出した多くの文人達が投宿した老舗だった、という事も思いがけず判明してしまった。

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久しぶりに鉄分補給。 「鉄道の文学紀行」。 これも分類には迷いましたが、順当に... 続きを読む

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