新聞の書評を読んで、面白そうだなと思って購入。著者はポスドクでバッタ研究にその身をささげる方。私は知らなかったが、ネット上でも結構名が知られているようだ。本書はその研究成果が詳細に記述されているわけではないが、主にバッタを追い求めるフィールドワークに纏わる苦労話が大変な熱量を持って書かれていて圧巻だ。作者の人柄か、あるいはその文体によるものか、ページを捲るたびにグイグイ引き込まれ、一気に読んでしまった。表紙カバーはちょっと遊び過ぎ、あらかた編集側の思い付きだろうが、やるならもうちょっと可愛く(笑)
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