未乗だった関東鉄道の竜ヶ崎線へ行って来ました。上野駅から特快で約40分、常磐線の佐貫駅から分岐する全線わずか 4.5kmの非電化路線。佐貫を出ると途中の中間駅は無人の「入地(いれじ)」だけ、その次はもう終着の「竜ヶ崎」です。
(以下、クリックで拡大)
いきなり終点の竜ヶ崎駅ですが、ここには隣接して車両基地があります。中でも、歴史を感じさせるこの木造車庫はなかなか見もの、軒下にさりげなく置かれた備品類もいい味出してますね。
未乗だった関東鉄道の竜ヶ崎線へ行って来ました。上野駅から特快で約40分、常磐線の佐貫駅から分岐する全線わずか 4.5kmの非電化路線。佐貫を出ると途中の中間駅は無人の「入地(いれじ)」だけ、その次はもう終着の「竜ヶ崎」です。
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いきなり終点の竜ヶ崎駅ですが、ここには隣接して車両基地があります。中でも、歴史を感じさせるこの木造車庫はなかなか見もの、軒下にさりげなく置かれた備品類もいい味出してますね。
良く見ると留置されたキハの脇に倉庫になった貨車が1両。事前に何も調べて行かなかったんですが、元は関西鉄道の貨車のようです。屋根は上からカバーされていますが、その下には本来の丸屋根が隠れています。
車庫の反対側ではもう1両の気動車がジャッキアップされていました。こちらは国鉄払下げキハ20の走行装置を利用してボディを新製したものだそうです。
katsuさんのブログで昭和37年当時の竜ヶ崎駅が紹介されてますが、現在は一部敷地を転用したと思われる隣接したバス営業所のほうが活気があります。民家の裏庭に延びる引込線などの風情も見てみたかったものです。
駅全景、左端が本線です。ホーム屋根がY形状なので、以前は島式でもう1線あったようですね。ホームの最奥に改札口、その向こう側が駅舎です。
上の写真の奥手、駅入口側から見た駅前広場です。広場と言ってもこの信号付近から写真奥の駅舎あたりまでの間は茨城県道337号竜ケ崎停車場線、わずか56mの県道だそうです。付近にはタクシー、倉庫、通運会社といった駅前セットが揃ってます。
竜ヶ崎駅舎です。列車は昼間は約30分おきで発車、5分前位に改札が始まります。PASMOも使えますが、私は210円で切符を買ってみました。竜崎鉄道として発足当時は、ここからさらに霞ヶ浦方面へ延伸の計画もあったとか。
この日は2002号が往復していました。他の路線と一切レールが接続していないので、車庫にいた残り2両含め総勢3両が交代で運用にあたっているわけですね。全線で列車交換設備もありません。
発車待ちの車内後部から覗いた線路集端部。自分の立ち位置に何か違和感があるなと思って気が付きましたが、ここは本来は左運転台のある場所ですよね。全線3駅でホームが片側に統一されているので、こっちは右運転台になってるわけか。
竜ヶ崎~入地~佐貫で所要7分の旅。3ドアロングシートの車内、休日お昼時の乗車率としてはこんなものでしょうか。佐貫側の運転台はノーマルに左にあります。私がいる側の客ドアは使いませんが、非常時用に始業点検等はするのかな。
というわけで、短い滞在を終えて竜ヶ崎線を後にしました。単行の気動車1両が終日往復するだけのとても小さな路線ですが、地元の人たちの大切な足としてこれからも走り続けて欲しいものです。
katsu 返信
竜ヶ崎駅の今を拝見しました。
駅は何もかもが変わってしまいましたね。
昔と対比したくとも面影残すものは何もなしのような気がします。
東京に近過ぎて忘れがちなローカル私鉄が今なお残っているのが不思議な気がします。
お写真から、ふらっと立ち寄って楽しめそうなローカル私鉄ですね。
H.Kuma 返信
katsuさん、コメントありがとうございます。
昔の様子と見比べながら定点写真を試みましたが、なかなか基準となるものが見当たらなくて無理でした。
でも帰って来て改めて katsuさんの写真をジックリ拝見すると、何となく位置関係が分かって来ました。
リンクさせて頂いたページの写真5枚目右側の庫が、今残っているもののようですね。