東武鉄道が浅草駅ビルをリニューアルするそうである。リニューアルと言っても、現在壁面を覆っているアルミ製のルーバーを取り外し、竣工当時の姿に戻すという画期的な事業だ。
東武鉄道ニュースリリース（リンク先はpdf）
「浅草駅ビルをリニューアルします」
昨年、松屋の営業縮小時に書いた記事で、「外装を取り払って昔のビルの姿を復元してはどうか？」と提案していた事が図らずも実現するような形になって驚いている。当然ながら東武としてもこの建物の価値を認めつつ、それを活かせる手段を模索していたのだろう。
東武 浅草駅ビルをリニューアル
現在は人目にあまり触れないビル裏手で一部壁面が当時のままになっているが、これが全体に復活し、ネオ・ルネサンス様式の大型ビルが聳える姿を拝めるようになる。来春の東京スカイツリー開業に合わせて完了する予定だそうだが、これは楽しみな事になって来た。屋上の遊園地も、これを機にスカイツリー展望場所を兼ねて復活してもらえると更に嬉しいんだけど、それは欲張りと言うべきか。
ところで、あのページにはちょっとしたギミックが仕込んであったのを、今見返してみて思い出した。記事公開当時（右図）と比べて、画面内のスカイツリー工事が進捗しているのに気づいた人はいるかな？
コメントする