「TOILET」、「WC」、「便所」、「お手洗い」、「洗面所」、「化粧室」、いまどきの表示方法はどうだろう?
塗装は駅本屋と同じく、赤い屋根に青い壁。
塗ってそのままだと、とんでもないハデハデカラー。
GMキットは男女共用タイプなので、さすがに私鉄の終端駅としてはいかがなものか。
ここは裏手にも出入り口を設け、間に男女の間仕切りを付けて分離した。
例によって壁をウェザリングすればちょっとは落ち着いて来る。
屋根の方もその調子で... と作業にかかった所でエアブラシのスプレー切れ。うぅむ。
ホーム上屋を作り始めたが、この小さな駅では対向式ホームセットも 1ブロックの消費で済んでしまうので、真に勿体無い。
まぁ、後で又中間駅でも作る際に使えるかな。
1ブロックの 2/3を長い方のホームに、残り 1/3を短い方のそれに使う。
長いホームの方には裏手に先のトイレを置く予定なので、壁の一部を切り取って出入口を確保。
屋根は限りなく白に近い艶消しグレーの上から、黒っぽい霧を軽く吹いて質感を出すようにした。
キットオリジナルでは屋根の柱から標識類のプラ成型したのがぶら下がっているが、これは少々頑丈そう過ぎるので後で手作り品に入れ替えようと思う。
ところで前回の「お届け物」だが、以前パイクの記事で手持ちのコントローラが壊れてしまった事を書いた。
調べてみると、どうやらトランスがいかれているらしい事がわかったので、手配して修理しようというわけだ。
とりあえず仮につなぎ直して動く事は確認出来たのだが、ケースを開けてみて驚いた事に...
...100V系の配線が実に危うげ!
何せ中学生の頃に作ったものなので、か細いリード線でそのまま引き回していた。
さすがにケースとの絶縁はしっかりしていたが、これでいつも長時間運転していたのかと思うと恐ろしい。
さて、トランスを入れ替えて動いたものの、上の写真の通り、新しいトランスが大き過ぎてケースから少々食み出してしまう。
という事で追加発注してケースを新調、ついでにスイッチ類など目に見える部分も一新する事にして、気分を新たに作りかえる。
もちろん中身は今までの部品を使うが、心臓部のサイリスタがもはや製造していないので、これが壊れたら次は回路を全とっかえだ。
本日の設備投資はこれ、ドリルドライバーだ。
以前のコントローラは金属加工が最低限しか出来なかったもんだから、パネルはベニヤ板に黒い下敷きを貼り合せるという軟弱手法で作られていた。
さすがに今回は本格的なアルミケースを使うので、穴あけ加工用に電動工具を調達。
模型やる人間としては精密ボール盤でも欲しい所だが、そこはそれ懐具合も寂しい身分を反映して、日曜大工にも使えるというドリルドライバーを購入。
電動ドリルだと結構高いが、これなら数千円でとりあえずな金属加工は可能になる。
回転数が低いので時間はかかるが、その分位置決めをしやすく慎重な作業が出来るという利点もある。
というわけでこの週末は久々の大仕事。金ノコも併用したりしたので、結構体力を消耗する作業となった。
というわけで回路部品を移動させ、外装パーツを入れ替えたらば出来上がり。
前のより一回りコンパクトなサイズのケースにしたので、結構スペース的にギリギリで配置に苦労した。
実はトランスの一部が斜めのパネル上面に当たってしまった計算違いを、ケース底面に開けた角穴から ゴム足高さ-α 分、下にはみ出させて逃げている。
もちろん、トランスそのものが露出しないようにケースで覆った上でだが。こんな感じ。
お宿の引越し中に一部リード線が突然外れ、接続先が行方不明になってしまうというハプニングにも見舞われたが、こちらに回路図が載っていたので事なきを得る。感謝。
スイッチが少々小ぶりでパネル上が殺風景だったので、黒のカッティングシートを貼ってそれらしくごまかしておいた。
調子にのって、プリンタでこんなラベルまで作ってみたんだが... どうかな。ハハハ。
ホーム上屋を仮置きして全体のバランスを見てみる。
駅舎のドームに比べてかなり屋根高の低い事がわかる。
最近の私鉄ホームはもう少し屋根が高いのが普通のようだが、今からの改造も面倒なのでこのままいっちゃおう!
半完成の改札口からホームの方を覗いてみる。
うーん、なかなかそそられる光景だ。