門前町にある、電停のような小駅を作ります

背景の効果

カメラテストで写真に撮って実際の効果を見てみよう。先に述べた通り、ちょうど良い具合に前景と背景が合う画角は限られているのでなかなか難しい。背景をぼかして撮影すればある程度は胡麻化せるが、今回は敢えてピントを合わせてベストな位置を狙ってみる。

参道奥手の背景はこんな具合。ここは坂道という想定で奥行きがあるし、背景面積も小さいのであまり違和感はない。要は奥がスカスカでなく、ごちゃっとしていれば雰囲気は出るのだ。背景として使った写真は、前の撮影時に仮設で利用していたものをそのまま流用した。

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背景の設置

背景が完成したので設置を行なった。参道奥手部分の設置状況は以下の通り。背景板は一部建物の断面カバーも兼ねており、写真のスモーク透明の部分から建物内部が見えるようにしている。

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背景の作成

写真を撮った際に道路端部が非常に寂しいので、背景板を設置する事にした。別に後からの写真合成でもいいのだが、最近は以前に比べると画像加工作業が面倒になって来たという言い訳もある(昨今はAIでやるという手もありそうだが...)

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背景にはストリートビューを印刷して活用させてもらう。その際、画像の位置や角度の様子を見る為に、タブレットを使って事前のシミュレートを行なうという画期的工法!?(笑)を編み出した。まぁ、所詮パースや奥行き感などは見る角度によって変わって来るので、どこから見ても万能な状態には出来ないのだが、写真を撮る際の画角はある程度限定されるから、その範囲で無難に収まる公約数的な画像に調整する事となる。

カバーの作成

次はカットモデルの建物用にカバーを作成。これらの建築物はモジュール端部に位置するので非常に破損しやすいから、その保護対策だ。それと、自分で作っておいて何だが、裸だと室内が丸見えで少々生活感が出過ぎるという理由もある(笑)

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悩んだのはその固定方法。DIYショップ等で色々とパーツを物色してみたが、これはというアイテムを見つけられなかった。一部の建物で利用した磁石による固定法も検討してみたが、数が多くなるのでちょっと敬遠。構造的に少し難ありだが結局前回と同じく、0.5t のプラ板を帯状に切り出して貼り合わせたものをガイド留め具とし、カバーを嵌め込む隙間を作る工法でお茶を濁した。

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フィギュアの配置

フィギュアの配置を完了。それぞれの人物設定やそこにいる背景などを考えながら配置するので、試行錯誤しつつなかなか時間のかかる作業ではある。今回、フィギュアの改造はほぼ行なっておらず、2番目写真の彼女がそれっぽいポーズだったのでスマホを持たせた程度だ(が、サウスポーかも)。あと4枚目、寿司屋の親方は頭にパテを盛って成形し、白い和帽子っぽく見せている。

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