「鉄道無常」- 内田百閒と宮脇俊三を読む -
鉄道文学界ではとてつもなく大きな存在の巨匠お二人、内田百閒と宮脇俊三。鉄道ファンでそちら方面の作品も多いエッセイストである酒井順子氏が書く二人の足跡だから、これは読まないではいられない。それぞれ、人生鉄路のスタート地点とか敗戦の日にどうしていたかとか、同じテーマでの二人の生きざまが比較して書かれている。書籍としては2021年に出ていたようだが、昨年末に文庫化されたのを機に購入した。百閒先生、とかく大昔の人の様に思われがちだが、意外と宮脇氏と同じ時代を50年近く生きている。
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