☆ 訪問記(2)
しもてつ乗換駅の風情(2)
ゲートを潜り、人通りの多い広場を離れて駅ビル脇から続く路地へと足を踏み入れ、短い坂道を下る。「この奥は子供にはちょっと入りづらい雰囲気だったな...」Kは小さい頃、よくこの道を通ったものだった。「ん?前とちょっと変わった?」以前は坂道の下に小川(というかドブ川)が流れていて、そこを小さな橋で渡ったが、今は橋が無く、上からコンクリートで蓋をされてしまったようだ。そしてそのすぐ脇には忽然と小さなお地蔵さんが立っていた。「かわいいお地蔵さんが...。前からあったかな?」