2008年4月but_s_l.gif [ メイン ] but_s_r.gif2008年6月

2008年5月31日

植物の紹介

本体の方はだいたい出来上がったので、全体像をご覧いただきたい。仮植えの時とは植物の配置が若干変化し、種類も増えた。シーナリィに設定は特にないが、雰囲気としては欧州のどこかリゾート地ぐらいの感じだろうか。人も植物もなかなかワンサカ盛りだくさんの寄せ植え状態となっている。ハイドロカルチャーにはあまり詳しくないのだが大丈夫だろうか、この先。育て方もネットで色々と勉強しなくてはいけないな。
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では、今回チョイスした植物をご参考まで。中央に植わっているのはアジアンタム・フリッツルーシー。葉っぱが小さめで、木漏れ日が感じよく地面に抜けそうだったので植えてみた。
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その下や奥の三角地帯で苔状に見えるのはソレイロリア・グリーン。こちらは地面を覆うように伸びるので、茂みを表すのにはちょうどいいと思う。
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手前のコーナーにはアスパラガス。これのドライフラワーを樹木素材として加工し、レイアウトに植える人もいるので、地面派にはわりとお馴染みの観葉植物だ。浅いライム色が明るくて綺麗、細かい枝葉が繊細でまた模型向きと言えるだろう。
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こちらはチャメドリア・エレガンス。「テーブルヤシ」の仲間と言った方が知名度があって、呼び方としては通りがいいのかも知れない。葉の位置が高いので、このパイクでは高木に見立てて植えてみた。
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これらライブな植物の良さは、やっぱり実感的な事が一番だろう。もちろんスケール的には全然合ってないが、列車が通過すると葉が揺れるとか、その隙間から向こうの景色が見えるとか、そんな「風」や「空気」を感じられる所がとても良い。それに、どれも一鉢100~150円位で購入出来るので、市販のレイアウト用樹木なんかと比べてもはるかにコストパフォーマンスが高そうだ。しかも、うまく育てれば大きくなったり増えたりもする(かも知れない)。

ちなみにここまでの写真は撮影用に窓辺に持ち出したもので、普段は直射日光のあたらないこんな場所に置いてある。
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さて造成作業も一段落したが、あと2~3回更新して終わりとしたい。

2008年5月28日

かたまる土

サボテン売り場で見つけた、水でかたまるセラミック人工土。ちょっと面白そうだし、粒がとても細かいので買ってみた。地面はこれまでのところハイドロコーンの「小粒」タイプで埋めてあったのだが、それでも少々スケール的に大きく岩がゴロゴロした感じなので、部分的にこれを使ってみても良さそうだ。
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うん。なかなかいいんじゃなぃ?霧吹きで少々湿らせて落ち着かせたが、部分的に薄く撒いただけなのでもちろん地面全体を固着させるまでは行っていない。注意点としては、水やり等で濡れると再びベタベタして来るので、乾くまであまり触らない方が良い事かな。

(クリックで拡大)

2008年5月26日

人形の配置

結局人形は11人ほど筆塗りし、パイク上に配置した。写真は売店小屋裏の茂みだが、足場の悪そうな線路脇をお年寄り夫婦のハイカーが歩いている。ご主人は少々気後れ気味なようだが、奥さんの方はお構いなしにズンズン進んでますね。
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人形の固定はちょっと考え込んだが、二液性の強力なエポキシ接着剤で足の裏に虫ピンの頭を接着し、それを地面に差し込んでみた。より確実にするにはピンバイスで足裏から極細の穴を開けて金属線を差し込む方法だろうが、とても人数分それをやり遂げる自信も気力もなかったので、この方法に落ち着いたというワケだ。
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2008年5月25日

パワーパック?完成

厚めのプラ板を組み合わせて小さなパワーパック用のパネルを作る。下の写真は裏面側から撮ったもので、補強の為、周囲に帯板を貼り合わせてあるのが分かる。3箇所の孔にはボリュームと逆転用のトグルスイッチ、パワーランプとして青色LEDが入る。パネルの色は黒が好みだが、今回はケースの関係で渋めのブラウンをスプレー塗装した。
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そして部品を取り付け、ケースに収めて完成!はい、一個98円のミニ植木鉢ですコレ。だから、パワーパックじゃなくパワーポットとでも言った方が良いか?プランターの脇に置いて違和感の無いケースという事で、植木鉢に押し込んでみた次第。

素焼きでなくカラー光沢の綺麗な表面に仕上げてあるせいか「食器としては使用しないで下さい」と裏面にシールが貼ってあるが、パワーパックに使っていけないとは書いてないので大丈夫だろう。陶器でずっしりと安定しており、使用感もなかなかよろしい。
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中身はこんな感じ。パネルが落ち込まないように、内壁にはストッパーのプラ棒を貼り付けた。9V角型電池にはけっこうギリギリのサイズで、斜めに入れて何とか収まった。ケースから伸びたリード線の先は、コネクタを介してプランター本体と接続している。防水仕様にしてないので、このパワーポットにお水をやってはいけない。
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2008年5月24日

電子な工作

ところで、例によって通販で電子部品が届いている。いろいろと試行錯誤していたのだが、結局電源の車両搭載は妙案が浮かばずにあきらめて、ノーマルにパワーパック方式で行くのだ。パワーパックと言ったって、例の006P-9V乾電池を使う簡易方式である。これをL-Pike専用に一個あつらえようというワケだ。
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回路は初代パイクで作ったのと同じだが、トランジスタは今回ショップ在庫の関係で687の互換品2SD2241を使った。それと、ボリュームは極小サイズでON/OFFのスイッチ付き。つまりスピード調整のつまみで、回路全体の電源スイッチも兼ねている。

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実際の結線に際しては、簡単でも良いから回路図より起こした実体配線図のマンガ絵を描いておくと間違いもなく、作業がスムーズに進む。下は半田付け完了後だが、パワトラを中心とした部品関係を放熱板上に固定した後の姿なので、上記とは少し違って見えている。

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さてと、次はこれを固定するパネルを作らないと…

2008年5月17日

人形の塗装

さてそろそろ(もう?)終盤に差し掛かっている。宿題として残っていた Preiserのフィギュア塗装をボチボチ始めよう。以前書いた通り、今回購入したパッケージには実に様々なレクリエーションをしている人たちが入っていて、彼ら彼女らのポーズを見ているだけで何だかリラックスした気持ちになって来る。そしてある意味お約束というか、その中にちょっと(大人の?)洒落が効いたのが混ざってたりもするのがお楽しみなのだが、この箱には、ビーチで海水浴を楽しむ人々の中にこんなちびっ子が一人紛れ込んでいた。

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PreiserはNゲージ用も国産のものと比べてフォルムの見事さでは定評があるが、こちらはHOサイズということもあり、その作り込みのさらに緻密な事と言ったら感嘆ものである。たとえば下の写真!泳いでいる人の開いた手を見て驚愕した。良く見るとちゃんと指が全部、数えられるじゃないか!逆にここまで作り込まれちゃうと、塗装の出来いかんでそれを活かしきれないモッタイナイ事態にもなるので、少々気を揉んでしまう。

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勘を取り戻すのと練習の意味も兼ねて2~3体筆塗りし、完成済の野外売店と組み合わせてパイク上に仮置きしてみた。やはり、1/150サイズと違って大きい分誤魔化しがきかないので塗りムラが目立つかも知れない。作業用に拡大鏡でも購入して、もう少し手先を精度アップ(!?)しないといけないかな…。

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そうそう、この売店の役割りについてだが、写真でカウンター越しに覗く奥の赤い柱がお分かりだろうか。先日の造成作業の際に立てておいた水位計が地面から突き出しているのをカバーし、程よくカモフラージュするのにお役にたっているのである。

2008年5月11日

ストラクチャー

建物を一軒だけ作る。敷地が狭くて市販のものは収まりそうにないのでフルスクラッチだ。ヨーロッパ風な建物にしたかったので、Fallerのこんなのを参考に小型化して設計。材料はプラ板とプラ波板、及びバルサ板から切り出した角材である。
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メニューの黒板はネットから探したチョークボードの写真、屋根上の看板も同様だが、フレームは少々デフォルメし、つとめておもちゃっぽくデザインしてみた。この建物はパイク上で、景観以外にある役割も果たす予定だ。
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2008年5月10日

樹木の仮植え

写真が一気に飛んで申し訳ない。何しろ、作業中に濡れ手であまりカメラをいじれなかったもんで…。これは出来上がった道床付き線路を置いて、手元のミニ観葉植物を仮植えしてみたところ。このプランターに移す前の植物は普通の土植えになっていたので、水で泥を丁寧に洗い落としハイドロカルチャー化した。感じいいのでこのまま増やして行こうか。

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というわけで、"L"とは LIVE(ライブ)の"L"である。生きている箱庭と言ったらいいだろうか?いゃ、箱庭は元々生きているものだが、室内で手軽に楽しめる庭園鉄道とも言えるかも知れない。植物はもう少し増やしてみたいと思っている。


2008年5月 9日

地面の造成

あんまりもったいぶっても仕方が無いので、そろそろネタばらしをしようかと思う。連休のうちに地面の造成がだいぶ進展したので、まずはその様子から。

今回ベースとして使用するのはこの樽である。いゃ、実はこれ、樽型のプランターなのだ。サイズは奥行きが20cmちょい、横幅は28cmあまりで、ここへ線路を収める関係で少しエンドレスを楕円に変形させた次第。
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次はガーデニングのような写真だが、突然Blogのテーマ変えをしたわけではない、引き続きパイクの製作である。写っているのは地形の造成に使う材料で、鉢の底に敷く根腐れ防止剤(ゼオライト)と、地面の主材となるハイドロコーンだ。
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まずはゼオライトを底に敷き、その上に水洗したハイドロコーンを撒いて行く。グリーンを植えるので、その根の深さ分程度は地平線を低く抑えておき、後から埋め足す。赤く突き出ているのは水位計で、容器が透明でないので水の残量を確認するには便利。(以下、次エントリーへ続く)
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2008年5月 4日

下回り継続

車両の方はとりあえず動力車が出来たので、再び下回りの作業を継続。ここで言う下回りは車両のそれでなく地面ものの意味で、業界内(?)ではこういう言い方をするそうだ。某KATO関係者のかたに、以前そんなお話を伺った。で使ってみたかっただけ(^^;)

さて次なる素材としてホームセンターから購入して来たのは、コルク模様のフロアマット一枚。これを切り出して道床代わりにするが、敷地の関係でエンドレスは少し扁平にした。写真は輪ゴムで変形させて矯正している模様だが、部分的に曲線半径はさらに小さくなり、60mm位の場所もありそうだ。もちろん車両の入線チェックは行ない、走行に問題ない事は確認済である。
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線路の形が決まったらそれを型紙としてマーキングし、犬走り分の余裕を残してカッターで切り出す。マットは硬めのスポンジの上にビニールシートが貼ってあり、かなりしっかりとしている。カッティング面が多少デコボコしているが、今回はおもちゃっぽい雰囲気で仕上げる予定なので、あまり気にしない(事にしておこう)。
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2008年5月 2日

スチームトラム完成

というわけでスチームトラム(タイプ)機関車はとりあえず完成!赤い小さな煙突と前進オンリーの大きなヘッドライトが愛らしいチャームポイント。とってもおもちゃチックで、何だかホッとするスタイルだ。レッドブラウンのボディと、ダークグリーンの屋根の組み合わせが又いい味を出している(手前味噌)。下回りはカプラーを交換した以外は素のままだが、フレーム等加えればもう少し見栄えがするかも知れない。


組み立て前は下の写真のような感じ。基本的にテキトーな部品の寄せ集めなんで、この写真から機構をまじめに想像してはいけない。まぁ雰囲気重視って事でお許しを。煙突は工場キットのサイロパーツから、パイピングも同キットよりの流用で、一箱あればとことん便利な一品である。黄色いのは乗員用腰掛のつもりだが、この位置からすると右か左サイドの横向き操縦になるだろう。下で支えてるバッテンは、元のチビ電機に付いてたプラ製のクロスパンタから切り出したリサイクル品で、ちょっとエコ気分。