雪の日に守衛所前で...

 冬のある日、会社にいる間に雪が積もり、一面の銀世界となった。普通、降り始めてすぐの雪はそんなにすべるもんじゃない。しかし、この日の雪質が普段のものとは違う事を、走り出してすぐ気付く事になるのであった。
 「ズダーン」と見事に転倒。それも会社の守衛所のまん前である。平気を装って立ち上がったが、警備員の敬礼の向こうには、ニヤニヤと笑っている目が光っていた。

コメントする

*任意

*任意

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL: