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証言37. 谷津遊園のビックリハウス

京成電車の谷津遊園。

小学校低学年の遠足だ、僕はライトブルーの
新しい水筒を長女の姉が遠足の何日か前に
日本橋三越から買って来てくれた。

それ迄は兄のお下がりでアルマイト製の
武骨なスタイルだった。
新しい僕の水筒は蓋に磁石が付いていた。 
嬉しいし、蓋に付いた磁石も珍しく
毎日学校から帰ると水筒に湯冷ましを入れ替えては
水筒から磁石の付いた蓋に注ぎ飲んだりして
寝る時も枕元に置いて寝た。

やがて待ちに待った遠足の朝に成った。 
四街道駅前集合だ。
この当時、国鉄四街道駅は北口のみで南口は無かった。 
汽車で千葉駅迄行き、歩いて京成千葉駅から
谷津遊園の駅、現在強く思い出に残る谷津遊園では
乗り物では飛行機、初めての体験は
ビックリハウスの二つだ。

谷津遊園にはそれから家族と何度か遊びに行ったが
初めてのビックリハウスの恐さ、驚きやクルクル空中を
回転する飛行機の壮快感は段々薄れてしまった。 

数十年経ち我が息子を連れ三人家族で行った時は
本物の遊覧ヘリコプターが有った。
一人一回五千円で検見川上空位を旋回出来た。
家族三人で一緒に乗りたかったが、ヘリコプターが
小型だったから取り敢えず私と息子で遊覧飛行を楽しみ
航空写真も上手く撮れた。

京葉道路から今は富士山を観ることは出来ないが
その当時、たまにヘリから空で観る富士山は
やっぱりデカクて美しい。
息子とヘリコプターでの航空写真がその後病み付きと成り
リースでヘリをチャーターしたりした。

当時ヘリコプターは一分当り千円見当で一時間リースしても
六万円で安く、アマ・カメラマンの私でも航空写真を
手軽に撮影出来た時代だった。

この証言は、ブログ「きょうの河童」より許可を得て転載させて頂きました。

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