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PECOポイント

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ESP32から少しそれるが、前に西郊日誌にも記事を書いたように次のレイアウト用に PECOのポイントを集めており、その制御に使おうとしているのでここで少し触れておく。

これまで、線路が実感的に見えるcode55のタイプを使って来たが、ポイントはどこも在庫切れで、見つけ次第無条件にポチっとする、という作業の繰り返し。その結果、E(エレクトロフログ)と U(ユニフログ)が混在するという事態になってしまった。Eタイプはトラディショナルな選択式なのでそのまま使えば良いのだが、ここで問題はUタイプである。事は少々複雑なので、以下、写真を交えて少し整理してみよう。

Img_6299.jpg

左写真は、手元にある PECO製ポイントの一つ SL-U395F であり、型番に入っているUがユニフログを示す。その特徴は、配線の変更により色々なタイプの使い方が出来る事で、写真でもクロッシング(フログ)部裏面に接続された裸(すずメッキ?)線が見えている。配線はこの一本に留まらず、裏面を見てみると下写真のようになっていた。

Img_6300.jpg

分かりやすい様に裏面の配線を表面側に色分けして記入してみると下図のようになる。このまま使用する限りは非選択式(全通式)で、切り替え方向に関係なく常に両分岐先共に通電状態だ。但し、クロッシング部のレールブロックが丸々無電区間なので、ホイールベースの短い台車だと低速時に停止してしまう可能性もありそうだ。

Img_6303.png

さて、自分としてはこれを選択式として使用したく、合わせてクロッシング部の無電状態も解消したいのだが、どう改造すれば良いか。

pl13.png

PECOの純正ポイントマシンPL-10を使用する場合、それに適合するスイッチPL-13という製品があり(なかなか入手困難なようだが)、これを装着すればポイントの開通方向と連動して回路を切り替える事が出来る。しかし、今回私はサーボモーターを利用したスローポイントマシンを自作しようと考えているので、これらは使用出来ない。ではどうしたら良いのか… 次の記事で検討する。