では、ユニフログタイプのPECOポイントを、エレクトロフログ(選択式)に改造する手法を検討してみよう。

まず一番単純な案としては、既存の配線を一旦取り外し、その後にポイント部、リード部、クロッシング部、及びその先の分岐線路内側のレールを全て直列にジャンパで繋いでしまい、電気的に一体化する事である(左図の黄色部分)。そうすれば、ポイント部のトングレールが左右どちらのレールに接触しているかによって、開通方向のみに+-の電気が流れるようになる。
これだとポイントだけで完結するので非常にシンプルなのだが、その為には多くの配線を繋ぎ直し、新規の配線追加も必要になる為、ちょっとハードルが高い。それと、トングレールの接触により極性を切り替えるので、給電が不安定になる可能性も高そうである。