私の入門記録であって、入門者向け解説サイトではありません。

PECOポイント改造

  • 投稿日:
  • Category:

では、ユニフログタイプのPECOポイントを、エレクトロフログ(選択式)に改造する手法を検討してみよう。

Img_6303_2.png

まず一番単純な案としては、既存の配線を一旦取り外し、その後にポイント部、リード部、クロッシング部、及びその先の分岐線路内側のレールを全て直列にジャンパで繋いでしまい、電気的に一体化する事である(左図の黄色部分)。そうすれば、ポイント部のトングレールが左右どちらのレールに接触しているかによって、開通方向のみに+-の電気が流れるようになる。

これだとポイントだけで完結するので非常にシンプルなのだが、その為には多くの配線を繋ぎ直し、新規の配線追加も必要になる為、ちょっとハードルが高い。それと、トングレールの接触により極性を切り替えるので、給電が不安定になる可能性も高そうである。


Img_6303_3.png

で、現実的な方法として考えたのは、ポイント部、リード部は製品そのままにしていじらず、クロッシング部とその先の分岐線路内側のレールを既存のジャンパ線を適宜配線し直して一体化(左図の黄色部分)、クロッシング部から外に出ている裸線に繋ぐという手法だ。

そして黄色部分への給電は、外部からポイントマシンと連動してスイッチングを行なうようにする。その辺を、ESP32でコントロールしようとの算段なのである。


Img_6303_5.png

また、ポイント内で処理を完結しようとせずに、分岐した先の線路側にフィーダ線を設けてやれば、ジョイナー経由でポイントの分岐部分にも給電出来るので、改造としてはその方がさらに簡単になる。