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証言12. 谷津干潟の光景

 自分が当園を訪れたのは昭和46年、6歳の時、幼稚園の遠足が最初で最後です。

 バスで行ったのですが、当日は雨で、園児達はバス酔いが激しく、記憶に残っているのもバラ園に行ったくらいで、あとは殆ど覚えていません。

 谷津のことはしばらく忘れていたのですが、地元紙で谷津干潟のことが紹介されており、先日足を運び、その自然に感動するや、当遊園地の跡地と称する箇所には公団のマンションが立ち並び、ただその変貌ぶりに唖然とするばかりです。

 かつては、昭和50年頃、父親の車で京葉道路を経て東京に行ったものですが、そういえば谷津の辺りで黄色いヘリコプターが、よく飛んでいたなあなどと、遠い過去の思い出を振返っています。

 谷津干潟の光景が好きで、写真を撮ったり、鳥たちを眺めたりしています。どうか、この干潟だけは、いつまでも残っていて欲しいです。たった2本の水路が東京湾につながれているだけでも、潮の満ち引きがあるのですから、自然のすごさに、ただ感動するのです。

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