ストリートミュージシャンbut_s_lb.gif [ メイン ] but_s_rb.gif高架下モール

下戸酒店

サイドストーリー、第二弾行きます。

クリックで拡大

喫茶店の隣りにある酒屋さんはこのほど、長年営業を続けて来た軌道線わきの店舗を閉めて駅前のビルへと移転した。店名の「下戸酒店」は”げこ”でなく店主の姓であり、かつ先代の出身地でもある某県「しものへ」町から名づけたという。その店の奥には立ち飲みの古びた小さなカウンターがあり、この先にあちこち散在する町工場の工員が帰宅途中に一杯引っかけていくのが常だったようだ。顔見知りの人達が店主と談笑しながら1~2杯飲んで、適度に体に染みて来た所で声をかけては駅へと去って行く。そんな角打ちの光景が目に浮かぶようだ。

ちなみに新しい店舗はすっかり洋風になり、店名も「リカーハウス・geko」としゃれている。みんな「しものへ」なんて呼んでくれずに「ゲコさん」で通っていたので、開き直ってその名前にしてしまったらしい。看板にでっかいカエルのキャラクターが描かれていると聞いたが、誰のアイディアなのだろうか。引越しを機に店主は隠居して息子が後を継いだそうだが、その息子、お酒の飲めない文字通りの下戸との事で、果たしてやって行けるのかどうか。

古い店舗は昼間はシャッターが閉ざされたままであるが、時々宵の口に少しだけ入口が開いており、その奥から元の店主と常連客の笑い声が響いて来る事もあるそうだ。

引き続き次作の投票はこちらで。

コメント

「下戸」は「しものへ」だったのですね…
開き直って、新店名の読みは「げこ」、看板に大きな「カエル」のキャラクターとは、発案者には、かなりのユーモアのセンスがお有りのようです (^^)
駅前に、全く同様の酒屋さんがありました、店の奥でおつまみを片手に帰宅途中の方が飲んでいらっしゃいましたが、いつの間にか酒屋さんも店仕舞いしてしまい、シャッターも降りたままに…
近頃は近所の酒屋さんの自動販売機の前で2~3人で飲んでいる方々をお見掛けします、一時毎日のように屯っていた常連さんは、排除されたようですが (f^^;

移転先では、「リカーハウス・geko」ですか。さらに、看板にカエルの絵、店主は文字通りの下戸とは…!(笑)
この長屋の建物の壁や小物の感じがすごくよく出ていると思っていました。
移転の案内の張り紙をアップで見てみたいです。

>甚六郎さん

昨今は立ち飲みの出来る酒屋さんも減ったようですね。自販機の前で集うのは風紀的にいかがなものかと思いますが、お店の中でちょっと一杯ってのはなかなかいい風景です。

>musashimarumaruさん

超拡大写真は、某方面からリクエストの声が聞こえたような気がして(^^;)出してみました。あれだけ原版に近いと、さすがにあちこちアラが目立ちます。

おぉ、第2弾ですね。
「下戸」を何と読むのか分かりませんでした。「しものへ」と読むのですね。
みんなから「ゲコさん」と呼ばれるこのお店は人気がある素朴なお店なのですね。
超拡大の画像を見て思ったのですが、塗料の調合具合が絶妙ですね。
モルタルのぶつぶつがリアルですね~。
私はエアスプレー持っていないのですが、これもエアスプレーで塗装したのですか?

南風さん、こんばんは。

モルタルのぶつぶつ感は結構リアルに出たと思います。というのは私の塗装の腕じゃなく、下地のプラの表面がうまく出来ていたからなのですよ。もともと商業ビルキットからの改造なのですけどね。ちなみに塗装はエアブラシを使って行なっています。

Next : 高架下モール »