3.境地区
檜村で一度「むかし道」は途切れ青梅街道をしばらく行くが、すぐ先の駐在所の所からまた右に分岐している。 今度はフラットな舗装道路で、楽に走れるのがありがたい。川の蛇行の向こう側の尾根に、名物、境の大鉄橋が小さく見えてくる。 (9)
蛇行の最奥部まで行くと沢があり、滝が流れている。その滝の上を、水根線の桁がチラリと横切っているのが見えた。 (10) 工事の告知板があり、「モノレール工事」云々と書いてある。 まさか!水根線が?とか思ったが、冷静に考えると林業用のモノレール工事らしい。
さらに進むと境に至る。数軒の民家の背後に聳える大ガーター橋。間近で見るとかなりの迫力だ。 (11) 車道のトンネルの上を行き、白髭神社(ここの大岩もなかなかの迫力)にもお参りして、先を急ぐ。白髭トンネルの出口 (12) から先は、線路は自然歩道から大きく離れてしまう。
(写真:9) 川を隔てた向こう側の山に境の大鉄橋。PC桁の多い中にあって、ひときわ目立つ存在だ。この景観は、トンネルで通過している青梅街道からは見えない。 |
(写真:10) 蛇行の最奥部。小さな滝が流れ、その上(白線部)を線路が通過。右手下部にある小さなトンネルは、水根線とは無関係のようだ。 |
(写真:11) この区間のモニュメント的存在、境の巨大ガーター橋。3つの主桁はカーブを描いて橋台に乗っている。 |
(写真:12) むかし道から、その上の青梅街道、さらに上の水根線を仰ぎ見る。車からは眺望出来ない位置に線路がある。シャッターを押すと同時に、トンネルからサイクリストが飛び出して来た。 |
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