1996/08
水根貨物線は、小河内ダム建設のために東京都水道局が敷設した資材運搬用の鉄道で、正式には「東京都専用線」、別名「小河内線」とも呼ばれました。 奥多摩(当時氷川)駅と、水根(小河内ダム付近の地名)を結んでいた専用線であり、ほぼ全線に渡ってトンネルと橋梁の連続する、大変厳しい地形の上に敷設されています。 ダム完成後休止線となり、西武へ譲渡された時期もあります(観光鉄道として考えていたらしい)が、現在は奥多摩工業の所有となっています。
この水根貨物線、最近では、宮脇俊三氏の「夢の山岳鉄道」構想にも取り上げられ、また、東京都と奥多摩町も観光鉄道としての活用を検討する等、一時期注目を集めました。 しかし、その後この計画は進展していない様子です。
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