サイドストーリー(7)
「古ぃ民家 古民家 焼肉 叙情苑」様
ナカフタです、こんにちは。
地元の方ならご存知と思いますが、地蔵坂を下って前掛横丁の路地を進んで行くと突き当たる丁字路の正面には、空き家となった古い民家が以前から建っていました。いわゆる文化住宅という風体の何の変哲も無い平屋の小さな家で、周囲の飲み屋街の中にあってここだけ取り残されたようで、ちょっと浮いた存在ではありました。それが最近、内装をリフォームして焼肉屋として開店するという話を聞いた時は驚かされましたが、その背景には家主の世代交代など何かしら事情があったのかも知れません。
弊社も地域のご縁という事で、無煙ロースター排気工事の依頼をいただきお手伝いさせてもらいましたが、このほど無事開店に至ったのでまずはお祝いを申し上げたいと思います。おめでとうございます。現地の調査を行なった際の感想としては、確かに焼肉店の立地として良い場所と思われるものの、何しろ長いこと放置状態だったし、なかなかに時代を感じる「昭和な」造りの建物構造に難ありで、工事に耐えられるかな?というのが正直なところでした。でも昔の建物は意外と頑丈ですね。
施工としては、張り替えた床下にスパイラルダクトを導管して家屋背面に集約し、シロッコファンにて強制排気するという最近では定番となっている方法で行ないましたが、当社が培ったノウハウにより何とか構造にダメージを与える事なく無事に完工しております。要所にメンテナンス性の良いフィルターを設けるなど、火災対策も万全です。ただ、建物自体が1階のみなので排気場所を高く設定出来ないというネックがあり、裏庭の方へ向けるしか無かったのは少々心配な点です。後でオーナーに聞いたら、隣家の質店主は肉好きの方なので、ランチ無料回数券で手を打っておいたとか言っていましたが(笑)
しかし、客室も狭く卓数も限られているので、老婆心ながらこれだけの設備投資が果たしてペイするのかという疑問が...。でも現場確認に来ていたお店の方が、「限りなくいい肉」を仕入れるルートを確保してあると仰っていたので、先日私も内緒でちょっとお邪魔して味わってみたわけです。す、すると... これは旨い!肉の甘みが半端じゃない。ステマじゃないけど、リピーターが付けばこの店は間違いなく繁盛しますね。私も回数券ほしぃ~!www
私も行ってみたいと思います。ところで、店名は「古ぃ民家焼肉 叙情苑」様なのでは?重箱で恐縮です。
Posted by 横丁の住民 at 2018年8月18日 10:47 | 返信
すみません、タイトルの店名を間違って記述しておりました。正しくは「古ぃ民家焼肉 叙情苑」様です。なるほど古<い>民家でしたか、「古民家」と言ってしまうとちょっとお屋敷っぽいですもんね。お詫びして訂正致します。
Posted by 中二(ナカフタ) at 2018年8月18日 10:49 | 返信