前回のバーチャル旅から早や2年、凝りもせずまたやってみようという事で、今度は鉄道旅で函館へ。 その心はというと、年を追うごとに激しくなる夏の猛暑を少しでも避けようと、涼しい場所へ滞在型の旅をするという想定です。 昨今は北海道でもかなり暑いと聞きますが、海に囲まれた函館は比較的過ごしやすい気温のようです。 以下、7月末出発の想定でそれらしく書きますが、あくまで机上の旅であり、実際に行ったわけではないという事をお忘れなくお読み下さい。
駅名 | 時刻 | 列車 |
---|---|---|
東京 | 1045 | 17B はやぶさ17号 |
新函館北斗 | 1501 | |
1511 | 3348M はこだてライナー | |
函館 | 1526 |
旅立ちは 7月某日、北海道への移動は当然飛行機でなく新幹線である。 乗車予定の「はやぶさ17号」は10:45発なので、9時過ぎの青梅快速で地元駅を出発。 輪行でもないので、身軽な荷物で東京駅へと向かった。 今回、この旅の為に大人の休日倶楽部(ジパング)に入会。 年会費4千円ちょいで切符が何回でも30%割引になるから効果の程は大きい。 切符は「えきねっと」で購入したが、チケットレスでモバイルSuicaに紐付けたので、スマホで新幹線改札も通過出来る。
はやぶさ17号の新函館北斗着は15時台になるので、東京駅構内で昼食を仕入れてから乗車。 使用車両は、残念ながらJR北海道のH5系でなくJR東日本E5系である。 定刻発車すると都内を順調に走り抜け、大宮を出ると仙台、一ノ関と停車、次の盛岡から先は私としては初乗車区間だ。 八戸を過ぎ新青森を出て北海道新幹線区間に入り、秘境駅と言われる奥津軽いまべつを経て青函トンネルへと突入。 24年前に初めてこのトンネルを通過した時は、在来線特急「はつかり」に乗っていたのが想い出される。 30分弱で青函トンネルを抜けて北海道の大地へと飛び出せば、木古内に停車して次は終点の新函館北斗である。
ご存じの通り新幹線の函館駅「新函館北斗」は、かつての渡島大野駅、将来の札幌延伸を考慮して函館の市街地からは離れた位置が選択されている。 そこで例によってこういった場合の連絡列車、リレー号の登場となる。 ここで在来線に乗り換えて函館駅へ向かうのは、その名も快速「はこだてライナー」。 車両は733系1000番台、函館本線のこの区間もついに電車が走るようになった。 新函館北斗を発車すると途中五稜郭へ停車し、所要15分であっけなく終着函館駅へ到着だ。 ここで明日からの乗車に備えて、JR北海道のおトクなきっぷ「はこだて旅するパスポート」(2日間用4,500円)を購入しておく。 函館本線「森~函館」間(藤城支線、砂原線含む)や道南いさりび鉄道、函館市電に函館バスまでも乗降フリーで便利な切符である。
今夜の宿は湯の川温泉に取っているので、函館駅前から市電5系統に30分ほど乗車し、湯の川温泉下車。 電停から海岸の方へ歩くこと10分程、本日から2泊お世話になる温泉旅館へ到着した。 チェックインした部屋は新装なった海側和室で、ベランダは無いが窓の外は一面の海景色が素晴らしい。 大浴場の露天風呂で汗を流してサッパリした後は、ビュッフェで夕食バイキング。 本マグロやブリの刺身をはじめ、漁師直送の水だこやイカ刺し、サーモン。 それらをネタに、自分好みの海鮮丼(勝手丼)を作って美味しくいただけるのも有難い。