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  立川周辺の軍用軌道跡   立川(2):立川飛行機線 

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 公園の裏手の住宅地の方へまわってみると、そこからは緑道として整備されている線路跡を発見する事が出来た。少し行くと立川飛行機専用線との分岐地点。ここにはモニュメントが建っていて、目印となる。緑道は立川飛行機専用線の方を使用しており、左手へ伸びる獣医資材廠線の方は手付かずの空地としてゆるいカーブが放置されている。ネコが何匹もひなたぼっこをしていた。緑道の方は、立川の市街地の外れを左へ左へとまわり、立川駅前から西武の玉川上水駅へと至る芋窪街道へ出て来る。

 この道路を渡った先は、光隆寺及び立飛企業本社の間を桜並木に囲まれて線路跡が伸びているが、残念ながらゲートで閉ざされており立ち入る事は出来ない。なお立飛企業の構内には、専用線時代の積み降ろしホームが現存するらしいとの事である。


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(写真17:左)
獣医資材線と立川飛行機線の分岐点。変わったモニュメントだな... と良くみたら、ななんと左半分はレールだ! 上下方向に急カーブさせたレールを、きれいに組み合わせてある。奥のゲートも柱がレールで出来ていた。




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(写真18:左)
モニュメントの位置から垣根の左外側へと延びる獣医資材線側は、荒れ地となっている。飛行機線側がきれいに整備されているのと対照的だが、個人的にはこういうのが好き。(^^;)

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(写真19)
立川飛行機線を、先へ先へと進む。こっ…この標識は…。なかなかにおわせてくれるワィ。

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(写真20)
桜並木に囲まれた線路跡。残念ながらここは門が閉まっており、普段立ち入る事は出来ない(塀の上からカメラだけ覗かせてもらった ~~;)。桜の季節には通り抜けさせてくれるのかも知れない。

 暗い時代の遺構を見てまわったわけだが、それらの跡地の多くが公園や遊歩道、ショッピングセンターなどの平和的な用途で利用されている事が印象的であった。このあと私は狭山湖まで走り、水面に富士山!という典型的正月風景に満足しながら、お弁当を広げたのだった。


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