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　世の中は正月である。さすがにこの時期こんな早朝に、自転車でプラプラ走っている酔狂はいないだろうな。そんな事を考えながら、家から青梅線の線路づたいを走り、五鉄の線路跡をチラと脇目で見ながら拝島の駅前を通過し、昭島駅へと到着。

　昭島駅構内には、昭和飛行機専用線への分岐となっていたと思われる側線(直線部分がそうらしい)が存在する。ここは大規模ショッピングゾーン「モリタウン」があり家族でよく買い物に訪れるが、その都度、橋上通路の窓から錆付いた線路を見下ろしていた。本日もその場所から写真を一枚。線路脇には、踏切の警報機がビルの壁面を睨み付けているという、不思議な光景も目にする事が出来る。専用側線と貨物ホームは、駅前の再開発に伴って消滅した様である。しばらく付近をうろうろした後、線路際を伝って中神駅へと進む。

(写真１：左)
橋上駅舎の通路から見下ろす。本線とは完全に分離しているが、側線の一部とポイントが残存している。

(写真２：上) 昭和飛行機工業の正門前。右手が正門で、この位置ではすでに引込線は右手の敷地の中へ入っているはずだが、拝島方(画面奥)へ向かっても青梅線脇に怪しい歩道が続いている。

(写真３：左)
中神方のモリタウンの駐車場付近から昭島駅を見る。ここまで線路は延びて来ている。灯の消えた信号機が空中を見据えていた。

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