和歌山線の廃トンネル
現地踏査の「足」をどうするか、という問題にあらためて行き当たっておりまして、
車に自転車を積んで行こうか、でもうちには「ママチャリ」しかないし、
などなど・・・
といいつつ、あたらしいスポットを発見!
実は、昨日(5日)、休みの最後くらいは何かしたいな、と思って、
近鉄阿倍野橋から特急で吉野口へ行き、JR和歌山線に乗り換えて和歌山回りで
戻ってくる、というミニトリップをしたのですが、「隅田」駅の東方すぐのところで、
付け替えで廃棄されたトンネルを発見しました。
小さな尾根をトンネルで抜けていた部分を廃止して、尾根つたいに切り通しで
回る、という風に、延長1キロ足らずの区間が、路線変更されていました。
普通なら、その逆のパターンで、トンネルによって短絡させるやり方が多いと
おもうのですが。
ポータルのレンガ積みも美しい、口径の小さなトンネルで、車窓から眺めただけですが、
前後の道床跡もきれいに残っており、一度ゆっくり付近を歩いてみたいと思わせました。
そのトンネルですが、わざわざ隣に新しいトンネルを掘るほどの大きな尾根でもない
ので、若干の遠回りを承知で、新線をつけたのだと思われます。
ちなみに和歌山線というのは、今でも単線で、データイムは1時間に1本しか
列車がなく、ローカルのみで優等列車も走らず、行き違いのために10分停車とかは
ザラです。車両も、形式はわすれましたが、ワンマン化された国電型(車体や内装は
103系にそっくりですが、サスが旧型ののせかえのためか、線路保守のグレードが
低いためか、ごつごつと結構な乗り心地です)
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