谷津遊園と謎の駅
   京成電鉄・谷津支線のおはなし
 2001/11
Image

 実家に帰った折に、アルバムから大変懐かしい写真を探し出した。船橋、習志野やその周辺地域に住んでいた方なら、きっと一度や二度(ではきかないかも知れない)行った事があるでしょう、今はなき谷津遊園の園内を写したものだ。
 かなり変色しているモノクロの写真だが、敢えて補正処理をせずにそのままの色でお目にかけたい。ちなみにこれは、父が 6×6センチ判のニ眼レフカメラ「リコーフレックス」で写したものだ。このカメラもなかなかに歴史のあるもので、これに関してはこちらに記しておく。 [ リコーフレックスについて ]

Photo Image

写真1.
 谷津遊園の中央に聳え立つシンデレラ城...じゃなかった、名前はわからないがとにかくここにも園のシンボルとしてのお城があった。
 周囲は堀に囲まれており、橋を渡って小さな城内に入って行くと・・・その先は実は良く憶えてない。ただ、写真に写っている丸太で組んだ櫓は何となく記憶にあるな。

Image
Photo Image

写真2.
 バラ園は有名だった。谷津遊園の閉園時に、ここだけは習志野市に引き継がれて今も谷津バラ園として残っている。
 フレームに割り込んでいる鉄棒は何かの遊具の中から撮ったからか?向こうに見えている観覧車も、その後に出来た大観覧車に比べれば実にのどかなサイズだ。

Image
Photo Image

写真3.
 遊園地内の豆汽車。大事な子供達(前でうつむいてる帽子が私)より背景にフォーカスが合ってしまったが、そのおかげで彼方に興味深いものが写っている。
 これは間違いなくトラス橋なのだが、下に流れが無いのもきっと、間違いないだろう。その手前にももう一本線路が見えるし、この汽車は結構複雑な走り方をしていたのかも。

Image
Photo Image

写真4.
 園内のおそらく観覧車からの東京湾の遠望。下のすり鉢状の花壇はバラ園の一部か。チラっと見えている建物は何となく記憶の片隅にあるが、円形の温室か展望台だったかも知れない。
 海上を良く見ると、潮干狩りの人間がうじゃうじゃいるのがわかる。当時は海が近かった。そして海と人間の関係もまた...。

Image




ButtonBack to Rail Page