駅名 | 時刻 | 列車 |
---|---|---|
函館 | 1021 | 1333M はこだてライナー |
新函館北斗 | 1043 | |
1053 | 3018B はやぶさ18号 | |
東京 | 1504 |
函館駅前の宿で目覚める朝、今日で北海道ともおさらばだ。 昨夜は花火の後で夜遅く食事に行ったので、まだあまりお腹が空いてないから朝食は省略とする。 道内では昨日までだいぶあちこち歩き回ったので、身体には心地よい疲労感がある。 最終日は東京へと帰る移動のみなので時間的に余裕があり、朝寝をして10時少し前にホテルをチェックアウトした。
函館駅は2016年の北海道新幹線開業に連動して、商業ゾーンをリニューアルしている。 その構内にある土産物店で定番のお土産を買い込み、ホームに待つ3両編成の「はこだてライナー」に乗り込んだ。 はこだてライナーは快速と普通があって停車駅が異なる。 往路は快速で新函館北斗~函館間15分だったが、復路は普通列車で22分の乗車となる。 各駅に停車しつつ新函館北斗駅へ移動し、空腹に備え構内売店でサンドイッチと駅弁を購入しておく。 何しろ新幹線とは言え、ここから東京まで4時間超の乗車時間はなかなかに長丁場だ。
現地滞在の三日間、盛りだくさんで忙しい函館旅であったが、それだけ充実感は大きい。 滑らかに発車する「はやぶさ」号のシートにゆったりと身を任せ、段々と早くなる車窓に目を凝らす。 席は進行右側なので自分の窓から函館湾は見えないが、遠くに駒ヶ岳の頂上をチラリと拝む事が出来た。 だがそれも一瞬で、やがて電車は木古内駅を高速で通過すると、まもなく青函トンネルへと突入し北海道の地を後にした。
長々お読みいただきありがとうございました。 既にお気づきの方もいるかと思いますが、今回の妄想旅は前回と異なり、単なる机上のプランではなく実際に行く予定で計画した旅程でした。 切符も宿も手配済みであったものの、諸般の事情により残念ながら出発直前で中止(延期?)となってしまったのです。
その理由は幾つかありますが、一番大きかったのは、旅の主目的として探索予定であった戸井線跡の周辺でクマの出没が相次いだ事。 函館と同じ道南地区の福島町では、痛ましい死亡事故も発生しています。
それとこれは不可抗力で事前予測は困難ですが、もし行っていたら現地での1日目にカムチャッカ地震に遭遇する事になっていました。 函館も津波警報が出て、函館本線や市電バスなどの交通期間は軒並み運転見合わせ、市内は大渋滞となったそうです。 おそらく初日の日程は計画通り遂行出来なくなっていた筈で、予定を後ろへスライドさせたとしても、3日間のスケジュールのうち丸々1日分は消化出来ない事になっていたでしょう。
そんなわけで今回は結果として行かないのが正解だったように思いますが、諸々勘案して、また平穏な時期を選んで実行に移せれば良いなとは考えています。 その際は、この記事と同じ様な顛末をレポートとして再び書くのか?という点が甚だ疑問ではありますが…