東海道本線でおそらく通り抜ける最長区間を誇るのは静岡県だが、18きっぷで行くと、この間は疲労感ばかりであまり楽しくないというのが正直なところ。 そもそも東京から15両の列車で快適に熱海まで来て、そこからバトンタッチする3両編成に押し込まれるのだけで既にゲンナリだ。
晴れていれば、吊革につかまりながらも山側の窓を通して眺められる富士山が多少の慰めになるが、私が乗る時は大抵曇り空、海側では由比あたりの海岸風景も良いものだが、いかんせん手前を遮っている車道や車が邪魔である。
そんな東海道筋だが、それなら通過でなく目的地にして楽しめば良いではないか… というのが今回の肝。 日帰りには少し遠い、泊まりにするにも中途半端な位置だが、静岡をベース基地として、普段なかなか行きづらいこのエリアの電車を乗りつくそうと思う。
新浜松駅2階にある出札口へ行き、天浜線・遠鉄共通フリーきっぷの東ルートを購入。 前回は西ルートで新所原へ抜けたから、本日は西鹿島から掛川へ向かう事にする。 隣の窓口から聞こえて来た女性駅員さんの声が、妙にアニメ調でちょっと萌えた(笑)
前回は助信(すけのぶ)駅までが高架区間でその先は工事中だったが、今回はそれが完成して上島駅まで伸びていた。 遠鉄はワンマン運転でなく車掌も乗務しているが、ドアの開け閉めなど運転士との連携プレイが見事だ。