●復活編 撮影記 | 2004/07 |
探訪記「復活の日」の撮影にあたり、久々にちょっとした工作&細工を行ないましたので、この機会にご紹介します。なお、以前使っていた 130万画素のカメラはお蔵入りとなりまして、今回の撮影はもっぱら 320万画素の Exilim-Z3を使用しています。
探訪記写真撮影にあたり人込みを用意する必要がありましたので、何セットか買い足しました。そのまま配置するだけでも良かったのですが、そこはそれ、工作魂が放ってはおきません。まずは写真を撮っている観光客、オリジナルは普通のカメラを構えた所ですが、昨今ではデジタルカメラが主流ですのでそれらしいポーズに修正。ファインダーを覗く姿改め、モニターを見ながら撮影する姿勢にしました。やり方はこう、割り箸の先端にテープで固定した人形を半田ごてにかざして微妙に暖めつつ、ピンセットで徐々に形を修正して行くのです。一気に熱しすぎると失敗の元。たちまちフニャフニャ〜と縮んでしまったりします。
元のポーズ(右側面) |
→ | こうやって加工 |
→ | 完成ポーズ(左側面) |
同様な加工を施して制作したのは、今風に携帯を持った人々。近頃はどこでもすっかりお馴染みの光景ですが、現状のラインナップにはまだこの種の人形は見かけません(Preiserのカタログあたりで探せばあるかな?)。携帯の本体は、ランナーを適当に引き伸ばして作った適当なプラ材を適当にカットして作ったという適当なシロモノですが、この小ささなら形がちゃんとしてなくても、それを持ったポーズから何を操作しているかは大体わかります(という事にしておこう)。女性の方はカメラ付携帯をかざして、写真撮影している所を作ってみました(良く見ると彼女、サウスポーですね)。人形のサイズからすると非常にデカい携帯ですが、あまり小さくしてしまうと目立たなくなるので、少々オーバーサイズになってます。
元のポーズ |
→ | 完成ポーズ(携帯) |
完成ポーズ(カメラ付携帯) |
パイク上で |
ノボリや紅白幕は、PaintShopProで絵を描いたものをプリンタ用紙に印刷し、若干しわを付けて配置しています。探訪記の この写真 の空は合成でなく本物(電線はもちろん手書き)ですが、右のようにパイク中央部に小さな鏡を置いて、青空を取り込んでみました。そのままだと当然反対なので、左右反転した上でトリミングしています。ま、こんな小細工をせずとも、電柱を引っこ抜いて青空にかざしてシャッター押せば済む話なんですけどネ。 |
ノボリと紅白の幕 |
コンパクト利用で撮影 |
原画です |
色画用紙の青空 |
それはそうと、撮影全般で使っている背景の青空は、百均ショップで買ってきたカラー画用紙を貼り合わせた物。6枚入り100円ですが、パイクのサイズが小さいので、2枚連続くらいでも充分な長さになります。色画用紙と言っても水色だけで何種類も微妙な色合いがあり、なかなか馬鹿に出来ません。何色か用意しておいて、天候や季節の違いを表現する何て事も可能かも知れません。私の場合はリアルな青空というよりも、むしろバックの雑多なもの達を隠す目隠し程度の意味合いで使っています。よりリアルにしたい場合は写真の空を合成しますが、その場合も建物等のエッジが水色になるので、加工した跡があまり目立たない効果があります。他にもこの手のショップには、撮影や工作に使えそうな掘出物が色々とあり、お勧めです。