●復活編 撮影記 |
P-810形 |
そしてそして LRT車両(LRV)の方ですが、えぃやっとここに全貌を公開します。と言っても全然大した作品じゃないので、おそらくガッカリの方も多いでしょう。現物はご覧の通りの張りぼてでして、いわゆるペーパークラフトの類に近いですネ。当然最初は本気モードで作ろうかと考えてましたが、少々多忙(^^;)な為と工作力不足から来る不安により、とりあえず撮影用と割り切ってこのダミーに落ち着いたものです。
LRVって実物も結構デザインがクッキリとしていて、これならペパクラでも何とか誤魔化せるかな、と思って作ってみたわけです。元ネタは こちら で発見した鹿児島市交通局ユートラムのキットでして、まずはそのままプリンタに打ち出して組み立て、カメラテストに使いました。で、何とかボカせばいけそうかなって事で、それを参考に小型化と色替えを施して型紙を作り直し、はとぽっぽ線に登場させたという次第。
鹿児島市電でテスト |
台紙は写真印刷用のプロフォトペーパーを使いましたが、おかげで表面はツルっツルに仕上がり、新車の雰囲気は充分出てます。さすがに集電装置は紙だとチープ過ぎるので、屋根上にプラ板で櫓を組み、GMパンタの余ってたやつをチョンと乗せました。撮影にあたっては紙製で超軽量車体なので、屋外のちょっとの風でもコロンと転がってしまう為、内側に小型のウエイトを貼り付けてあります。
組み立て前の状態 |
もちろん、超低床車なので下回りは省略。そのままレール上に置くだけでそれらしく見えるのは、実に手間が省けて好都合でした(嗚呼何たる手抜き)。でもこれ単車体ですけど、どこに台車が納まってるんでしょうね。この造作でいかにしてノンステップを実現しているか、誠に謎な車両です。
撮影は屋外(ベランダ)で行ないましたが、ちょうど梅雨の時期ゆえ休みになかなかお日様が出てくれず、何週も晴れ待ちの状態が続きました。こうなるとスタジオ撮影する設備が欲しくなるけど、さすがにそこまで投資する勇気は今んとこ無いなぁ〜。
さて撮影記の方も、目出度く今回が最終となりました。今後新たな追加工作を行なわない限り、このパイクでの撮影はおそらく発生しない事と思います。 パイクの製作中から気にかけて下さっていた皆さん、また完成後、ボードやメールで大変多くの方々から感想や励ましのメッセージを寄せて頂き、嬉しかったです。中にはこれがきっかけで、その後レイアウト製作に励んでいらっしゃる方も多々おられるようです。ショウや雑誌にて紹介して下さった関係者の方々にも感謝致します。
何れまた別な作品をお目にかける事が出来ると良いな、とは考えていますが、当家の場合、まずはその収納場所を確保してからでないと作業に入れませんので、その辺が一番の難関です。構想も色々とあり、材料も揃ってはいるのですが、現時点ではまだ用地買収(^^;)に着手出来ていません。その辺の内情をご理解頂いた上、あまり期待しないで気長にお待ち下さいますようお願い致します。
最後に... これまで一度もお見せした事の無いショット、パイク裏面の写真。このコルクボード、安価の秘密はベースが何と白ダンボール。軟弱地盤ですねー、でもお陰様で、軽量化にはだいぶ貢献しております。では!