![Image](./image/numa00.gif)
そのまま川桁へと戻らずに、途中から西へ進路をとる。猪苗代スキー場入口を過ぎたところで少し磐梯山の方へ登り返し、猪苗代緑の村へと到着。
お目当ては沼尻の保存車両だが、緑の村入口には旧翁島駅舎の瀟洒な建物が移築されていた。ここはそば処にもなっているが、残念ながら朝おにぎりを買い込んでしまったので、今回はパス。
駅舎の裏手に沼尻の DLと客車がつながれている。雪から保護するために最近屋根がついたのはいいのだが、その分全景は撮影しづらくなってしまった。客車のボサハにお邪魔して、しばらく微睡む。淡い陽射しがロングシートのモケットに反射して、車内に緑の影を作っていた。
![Photo](./image/numa23.jpg) 旧翁島駅舎 |
![Photo](./image/numa25.jpg) ニス塗りの車内 |
園内へ降りて行き、適当なベンチを陣取っておにぎりの包みを広げる。陣取ると言っても平日の緑の村に人影はなく、スピーカーから流れる懐かしいカーペンターズの曲が、やけにむなしく流れていた。
ん〜、でもこの場所には限りなく不似合いな選曲のような...。施設の方も冬の対策のためだと思うが、池や小川から水が完璧に抜かれており、殺風景な事この上ない。
食事の後さらに猪苗代湖まで下り、野口英世記念館前から一転して交通量の多い R49を会津若松方面へと向かう。今日は会津若松に宿をとってあるので時間的には余裕があるが、途中何カ所かで光ケーブルの工事をしており、そのたびに交互通行で止められるのが煩わしい。
ずっと左手に広がっていた猪苗代湖が見えなくなると、やがて道はゆるい丘を越えて大きくカーブし、一路会津盆地へと向かって下って行った。。。
![Photo](./image/numa26.jpg) 猪苗代湖 |
参考:
- 「海と空」 Imai さんのページ
- 「思い出の鉄道廃線跡を訪ねる旅26線」 成美堂出版 発行
- 「鉄道廃線跡を歩くII」 宮脇 俊三 編著
- 「全国軽便鉄道」 岡本 憲之 編著
|
|