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 豊洲〜晴海 
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 豊洲埠頭から戻り、石川島播磨重工の前を通って晴海方面へ向かう。この石川島播磨重工だが、壁面に「IHI SHIP YARD」などと大書されており、なかなか歴史の重みも持った建物だと感じた。
 三ツ目通りに入り、春海橋を渡る。この「晴海」と「春海」の違いは、何かいわくがあるのだろうか... なんて考えながら橋を渡り出すと、おぉ出ました!この橋ですよ。昔、豊洲からバスで晴海の展示場へ向かう時に、車中から幾度かチラチラ見えて気になっていた橋。
 専門用語で言うと「ローゼ桁」というタイプらしいが、潮風で錆びて赤茶けた鉄骨をさらす姿が、背景の大型船舶と共に凄みを感じさせている。


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 そこから先、線路跡は三ツ目通り脇の緑道裏手にずっと寄り添って走っている。線路跡との境界となっているフェンスの上では、薄日を浴びて猫がお昼寝中。
 近づくと逃げるかと思ったら、逆にジロっと睨まれてしまった。しかもベロなんかをちろりと出してるし...なかなかに太々しい。(~~;)


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 途中で三ツ目通りから一本裏手の方へと入って行く。倉庫と倉庫の間には緑の絨毯があり、その草むらの中には見事なダブルクロスが横たわっていた。
 ここをガタゴトと音をたてて最後の貨物列車が通過して行ってから、もう10年の歳月が経とうとしている。


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 こちらも埠頭は立入禁止。ゲートの所から中を覗くと、コンクリートの地面の上に 4本の線路が平行に真っ直ぐと延びているのが観察出来た。
 何だか路面電車の併用軌道のようだが、使われなくなって久しいレールの間で、雑草が緑のラインを描いているのが印象的だった。


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